お墓の中の骨は時間が経つとどうなる?納骨室がいっぱいになった際の対処法も解説
お墓に埋葬したご遺骨は時間が経つとどのように変化するのかご存じでしょうか。
お墓を開けて納骨室から骨壺を取り出さない限り、ご遺骨がどのようになっているのか知っている方は少ないでしょう。
この記事ではお墓の中のご遺骨は時間が経つとどうなるのか解説します。
またお墓の納骨室が骨壺でいっぱいになってしまった際の対処法についても解説しています。
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目次
お墓の中の骨は時間が経つとどうなる?
お墓の中に埋葬した骨は時間が経つとどうなるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
お墓の中には納骨室があり、ご遺骨を納めた骨壺をそのまま納骨室に入れるのが一般的です。
骨壺に封入されたご遺骨は水と反応して時間をかけて徐々に溶けていきます。
骨壺内の環境にもよりますが、ご遺骨は50-100年程度で完全に溶けると言われてます。
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お墓を開けて骨壺を取り出す方法
ご遺骨を取り出すためにはお墓を開ける必要があります。
お墓を開ける際に必要なものとしては、
- 軍手
- タオル
- バール 2本
が挙げられます。
用意できる場合は
- 金槌
- カッター
- 懐中電灯
- たがね
- ヘルメット
などもあると便利です。
お墓には関東式や関西式などいくつかのタイプがあり、開け方が異なります。
関東式のお墓は納骨室が地下にある地下型の場合が多いため、拝石の隙間にバールなどを挟んでてこの原理を利用して開扉します。
関西式のお墓は納骨室が半地下(地上)にある半地下型(地上型)であるため、香炉や花台を横にスライドさせるだけで開けることが可能です。
お墓の中には納骨室のフタがなく、ご遺骨が土葬されているタイプもあります。
その場合は墓石の真下を重機等で掘っていきます。
お墓を開ける作業はケガや事故防止のために必ず複数人でおこないましょう。
作業工程に不安がある場合は業者に依頼して開けてもらうことも可能です。
お墓の開け方について詳しく知りたい方は
▶︎お墓の開け方とは?お墓のタイプ別の開け方と作業中の注意点について解説
をご覧ください。
骨壺に水がたまらないようにするには?
お墓を開けたら納骨室に入っている骨壺を取り出し、中を確認してみましょう。
長い間掃除をしていないと骨壺内に水がたまってしまう場合があります。
骨壺に水がたまってしまうとご遺骨がカビてしまう可能性があるため、たまっていた場合は必ず抜くようにしましょう。
ご遺骨をカビさせないためにも定期的に掃除することが大切です。
また水抜き穴のある骨壺を使用することで、水がたまることを防ぐこともできます。
納骨室がいっぱいになってしまった場合の対処法
納骨室はスペースに限りがあるため、骨壺でいっぱいになってしまうこともあるでしょう。
納骨室がいっぱいになってしまった場合の対処法についてご紹介します。
墓じまいをする
納骨室がいっぱいになってしまい、新たなお墓を建てることも検討していない場合の対応策として墓じまいが挙げられます。
墓じまいとはお墓をたたみ、取り払うことです。
墓地や自治体の役所への手続きをおこなうことで墓じまいをすることができます。
墓じまい後、他の供養方法に変更する方も多いです。
墓じまいについて詳しく知りたい方は
をご覧ください。
合同墓に埋葬する
個人墓の納骨室がいっぱいになってしまった場合、合同墓に埋葬するのも1つの方法です。
個人のお墓よりも合同のお墓の方が納骨室のスペースが広く用意されているため、埋葬することができる場合が多いです。
樹木葬をする
樹木葬であれば納骨室をもたないため、納骨室が骨壺でいっぱいになる心配をする必要もありません。
お墓の場合は墓石を墓標としますが、樹木葬では樹木を墓標とします。
お墓を建てるよりも経済的な負担が少なく、また後継者を必要としない点からも近年多くの方から選ばれています。
樹木葬について詳しく知りたい方は、
▶︎樹木葬の種類を解説!樹木葬の選び方や注意点についても解説
をご覧ください。
散骨する
散骨にはご遺骨を海に撒く海洋散骨や、山林に撒く山林散骨などがあります。
ご遺骨を粉末状にし、自然に還す方法です。
お墓のように維持費や管理費などが必要ない点が特徴です。
散骨について詳しく知りたい方は
▶︎散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説
をご覧ください。
手元供養をする
手元供養はご自身の手元でご遺骨を管理する方法です。
墓じまいをご検討されている方の改葬先にもおすすめの供養方法です。
手元供養は骨壺や手元供養品と呼ばれるものの中にご遺骨を封入し、自宅に置いて供養します。
中にはブレスレットやネックレスなどのアクセサリーにご遺骨を封入するものもあり、個人を身近に感じられる点が特徴です。
手元供養について詳しく知りたい方は
▶︎手元供養とは?種類や費用、メリット・デメリットまで徹底解説
をご覧ください。
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まとめ
お墓の中の骨は環境にもよりますが大体50年~100年という長い歳月をかけて溶けていきます。
ご遺骨は水につかってしまうとカビてしまう可能性があるため、定期的にお墓を開けて納骨室内や骨壺を掃除することが大切です。
また納骨室が骨壺でいっぱいになってしまった場合は墓じまいをしたり合同葬に埋葬したりすることが選択肢として挙げられます。
他にも樹木葬や散骨、手元供養など別の供養方法で今後供養していくことも検討するとよいでしょう。
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