樹木葬の費用はどれくらい?相場や費用の内訳などを徹底解説
樹木葬は墓石ではなく樹木を植えることで故人を供養する埋葬方法です。
樹木葬の相場は約50万～70万円といわれることが多いですが、実際はどのように埋葬するか・どこで埋葬するかで、大きく費用が変わりやすい傾向があります。
この記事では、樹木葬の種類別相場・樹木葬の費用の内訳を詳しく紹介し、費用を抑える方法について徹底解説します。
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目次
樹木葬とは
樹木葬とは、一般的な墓石ではなく樹木を植えて故人のご遺骨を埋葬する供養方法のことです。
樹木葬は、故人の「墓石ではない供養方法がよい」「管理に苦労がかからない墓がよい」といった願いをかなえることができます。
また、樹木葬は都心や都市部の墓地・霊園でもおこなわれていることが多いので、ご遺族の方もお参りに行きやすいこともメリットとして挙げられます。
樹木葬の特徴やメリット・デメリットなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶︎散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説
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樹木葬の相場
樹木葬の相場はだいたい50～70万といわれることが多いです。
しかし、樹木葬には合祀型・個別型・家族型の3種類の形式があり、それぞれの形式によって異なります。
ここでは、樹木葬の相場を形式別に説明します。
樹木葬の種類やそれぞれの注意点などについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
▶︎樹木葬の種類を解説!樹木葬の選び方や注意点についても解説
合祀型
合祀型の樹木葬は、ひとつの樹木をシンボルとして共有して他の方のご遺骨と合わせて埋葬する供養方法です。
合祀型は樹木葬の中でいちばん手軽におこなえる種類で、永代供養料や銘板料などで約5万～20万円ほどでおこなうことができます。
個別型
個別型の樹木葬は、ひとつの樹木の下に他の方の骨壷を一緒に埋葬する供養方法です。
子の埋葬方法は個別にご遺骨を骨壷にいれているため、後からご遺骨を取り出すことができる点をメリットとして挙げることができます。
個別型の樹木葬は骨壷を購入する必要があることから合祀型よりも費用がかかり、約20万～60万円でおこなうことができます。
家族型
家族型の樹木葬は、1家族に1つのシンボルとなる樹木を用意し、家族単位で区画内に骨壷を納めることができます。
納骨できる期間は決まっていますが永代供養の保証があるため、墓じまいする必要がない点や、家族で一緒のお墓に入ることができる点をメリットとして挙げられるでしょう。
家族型の樹木葬は1家族に就き1つのシンボルを購入する必要があるため、3つの形式の中で最も費用がかかり、約50万～150万円でおこなうことができます。
樹木葬の費用の内訳
樹木葬にかかる費用の内訳として、大きく初期費用と維持費の項目に分けることができます。
ここでは、樹木葬ではどのような項目で費用がかかるのかについて詳しく説明します。
初期費用
樹木葬でかかる初期費用として、霊園使用料・永代供養料・彫刻・銘板料・工事費を挙げることができます。
ここでは、樹木葬でかかる初期費用の内訳について詳しく紹介します。
霊園使用料
霊園使用料とは、霊園を使用するために霊園の管理者に払う料金のことです。
樹木葬の形式によって霊園使用料は異なる場合がありますが、合祀型の樹木葬は費用があまりかからないことが多いようです。
永代供養料
永代供養料は、遺骨の供養を霊園などがおこなってくれることに対して支払う料金のことです。
樹木葬では、一定の期間に個別に埋葬されても最終的に合祀される場合がほとんどであり、初期費用には永代供養をしてもらうための費用も含まれることがあります。
ただし、樹木葬では一代限りの埋葬になることも多いので、永代供養量が必要にならない可能性もあります。
彫刻・銘板料
彫刻・銘板料は、樹木のほかにプレートなどに故人の名前を彫刻するなどして、お墓の目印を作る際にかかる費用のことです。
樹木のみやプレートであれば費用はあまり高額にならないことが多いですが、墓石などを使用してしまうと費用が高額になることがあります。
工事費
ご遺骨を埋葬する際にかかる工事費用のことです。
工事費は、もともと樹木葬の霊園使用料などの中に含まれていることもありますが、家族型の樹木葬の場合は家族一人につき工事費がかかる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
維持費
樹木葬の維持費では、年間管理費と呼ばれる施設や霊園の共有スペースの維持などに使用される管理費用が1年につき約1万円かかることが多いです。
樹木葬は最終的に永代供養となるため、維持費がかからないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、個別に樹木葬をおこなっている場合は維持費がかかります。
ただし、始めから合祀型の場合は維持費がかからないこともあります。
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樹木葬で費用を抑える方法5選
樹木葬で費用を抑える方法として、納骨する人数・納骨する期間・シンボル・運営団体・立地やアクセスを挙げることができます。
ここでは、樹木葬で費用を抑える5つの方法を詳しく説明します。
①納骨する人数
家族で樹木葬をしようと計画していて納骨する人数が多くなるほど費用が高くなるので、納骨する人数があらかじめ決まっている場合は、最初からその人数の区画を購入しましょう。
余分な人数分の区画を省いて、霊園使用料などを節約しましょう。
②納骨する期間
樹木葬は最終的に合祀型の永代供養になる場合がほとんどですが、個別に納骨する期間を短く設定することで費用を抑えることができます。
個別に樹木葬を行った場合にかかる年間使用料などを少なくできる可能性があります。
③シンボル
お墓のシンボルに何を作るかで樹木葬にかかる費用は大きく左右されます。
そのため、複数人で1つのシンボルを共有したり、墓石ではなくプレートをシンボルにしたりするなどして、シンボルにかかる彫刻・銘板料を少なくする工夫をしましょう。
樹木葬でかかる費用が大きく抑えられます。
④運営団体
樹木葬をおこなって管理している運営団体として、公営霊園・民間霊園・寺院霊園の3種類があります。
その中でもっとも安く樹木葬をおこなえる可能性が高いのは、市区町村などの地方自治体が経営している公営霊園ですが、樹木葬の取り扱いがあまり多くありません。
また、寺院が運営する寺院霊園は檀家になる必要やお布施代でお金を払う必要があるのではないかと思われるかもしれませんが、樹木葬に関しては檀家にならなくてもよい場合が多いです。
民間団体が運営する民間霊園でも樹木葬の取り扱いがあるかどうかはそれぞれの霊園次第なので、自分の希望にもっとも合う霊園を選びましょう。
⑤立地・アクセス
都会や都市部の樹木葬を取り扱う霊園は地価が高いため、樹木葬の費用も高くなる傾向があります。
そのため、郊外の霊園で樹木葬をおこなうと費用を抑えられる可能性が高くなります。
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樹木葬の費用はさまざまな方法で抑えられる
樹木葬の費用の内容は永代供養料・霊園使用料などのさまざまな種類があり、一部の要素を工夫することで、樹木葬にかかる費用を節約することができます。
故人にしてあげたいと思う理想の樹木葬をおこなうためにも、さまざまな埋葬方法や霊園などを検討しましょう。
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