戒名の相場はいくら?注意点や費用を抑える方法を解説
戒名とは、仏の弟子になった証として先祖のお墓を管理している菩提寺の住職がつける名前であり、仏式の葬儀をおこなう際は必ず必要になるものです。
しかし、戒名の相場は菩提寺によって異なり明示されないことが多いので、相場の値段はいくらなのか戸惑われる方もいらっしゃると思います。
この記事では、戒名の相場や戒名に関する注意点や費用の抑え方などを徹底解説します。
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目次
戒名とは
戒名は仏の弟子になった証として菩提寺の住職がつける名前です。
戒名を授かることで、迷うことなく極楽浄土に往生できると言われています。
呼び方が、宗教によって法号・法名などと変わることがありますが、どれも極楽浄土に導かれることを願ってつけられることに変わりありません。
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戒名の相場
戒名にかかる費用の相場として、一般的に30万円程度だといわれています。
ただし、戒名にかかる費用に明確な決まりはなく、10万円以下になるケースや100万円以上になるケースもあるようです。
ここでは、戒名の相場について詳しく説明します。
ランクや宗派によって価格は異なる
戒名は一般的に、院号・道号・戒名・位号の4つで構成されており、故人の社会的地位や菩提寺への貢献度によって、構成内容が変わる場合もあります。
また、戒名のランクは低い方から「信士・信女」「居士・大姉」「院信士・院信女」「院居士・院大姉」というふうになっており、ランクによって戒名をつける際にかかる値段が変化します。
宗派によって、戒名の呼び方やランクごとの戒名の値段が変わる場合があるので、自分や故人が信仰している宗教ではどのように決まっているのかをしっかり把握しましょう。
戒名の位を決める基準
戒名の位を決めるにあたって、大切なのは菩提寺への信仰度や寺院の発展への貢献度などです。
度合いが高いほど、戒名の位が高くなります。
また、生前の社会的知名度によっては位が高くなる場合もあり、先祖と同じ墓や夫婦で一緒の墓に入る場合は、戒名の位を揃えるなどのルールがあります。
戒名に関する注意点
戒名に関する注意点として、戒名料が高い・菩提寺以外でつけると埋葬を拒否される・戒名をつけないと埋葬を拒否されるなどが挙げられます。
ここでは、戒名に関する3つの注意点について詳しく解説します。
戒名料が高い
戒名料は基本的には葬儀にかかる費用の中には含まれないので、事前に把握していないと、葬儀の後に突然高額な戒名料が請求されてしまう可能性があります。
また、高い戒名料を支払っても、値段に見合ったランクの戒名をつけてもらえないというケースも考えられます。
相場が明確に決まっていない分、菩提寺の住職とはしっかり話し合って戒名を決めましょう。
菩提寺以外でつけると埋葬を拒否される
菩提寺以外で戒名をつけてしまうと、菩提寺とのつながりを拒否したと菩提寺の住職に捉えられてしまうことがあります。
その場合、故人を菩提寺に埋葬できなくなってしまう可能性があります。
菩提寺以外で戒名をつける際は、菩提寺の住職に事前に相談するなどして、菩提寺とのつながりを保つ工夫をすることをおすすめします。
戒名をつけないと埋葬を拒否される
戒名をつけなかった場合、菩提寺とのつながりを絶ち切ってしまうことを意味するので、菩提寺にある先祖代々伝わるお墓には入れなくなってしまう恐れがあります。
菩提寺とのつながりを絶ち切ってしまうと、墓に入ることが許されなくなってしまうことが一般的です。
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戒名料を抑える方法
戒名料を抑える方法として、オンラインサービスを利用する・自分で戒名をつけるという2つの方法を挙げることができます。
ここでは、戒名料を抑える2つの方法について詳しく紹介します。
戒名は仏式葬儀では必要不可欠
戒名は極楽浄土へ往生するために必要な仏の加護を表す名前です。
そのため、戒名は仏式の葬儀をおこなう際には必ず必要になり、戒名をつけてもらうためにはランクに応じた費用を負担しなければいけません。
オンラインサービスを利用する
近年では、オンラインサービスを利用することで戒名をつけてもらうことができます。
菩提寺から戒名を授かるよりも価格設定が低く金額が明示されていることが多いため、利用しやすい点がメリットです。
ただし、自分の菩提寺がある場合は必ず菩提寺の住職に相談するなどして、了承を得ておきましょう。
自分で戒名をつける
自分で戒名を考えれば、戒名に関する費用は一切かかりません。
ただし、戒名に使用することができる漢字には限りがあるので、戒名の付け方についてよく把握したほうがよいでしょう。
戒名をつけないで供養する方法
戒名をつけないで供養する方法として、公営や民営墓地・無宗教の墓地・樹木葬・散骨・手元供養を挙げることができます。
ここでは、戒名をつけないで供養する5つの方法について詳しく解説します。
公営・民営墓地
寺院などが運営する墓地ではなく、自治体が管理する墓地は宗派や宗教に関係なく墓地を提供しています。
そのため、戒名をつけない仏教以外の宗教を信仰している人や無宗教の人は、公営・民営墓地を利用することが多いです。
ただし、公営墓地の利用者は公募制で抽選で決定され、民営墓地の墓は他の墓地よりも高額になることが多いです。
それをふまえて、利用するかどうかを決めましょう。
無宗教の墓地
寺院墓地の中には宗教を問わず墓を作ることができる墓地があります。
また、納骨堂で永代供養する場合は宗教を問わないことがほとんどです。
菩提寺の納骨堂で永代供養をすることも選択することもできます。
樹木葬
樹木葬とは、樹木を墓標にするお墓のことをいいます。
基本的には、ご遺骨を長い時間かけて自然に還すという供養方法なので、戒名が必要になることはほとんどありません。
樹木葬の特徴やメリットについて詳しく知りたい方は、
▶︎樹木葬の種類を解説!樹木葬の選び方や注意点についても解説
をご覧ください。
散骨
散骨とは、ご遺骨を粉状になるまで細かくして、海や山などの自然に撒くという供養方法です。
許可さえ取れれば、霊園やお寺でなくても供養することができるのでお墓を建てる必要が全くなく、戒名は一切必要になりません。
散骨をおこなえる場所や費用に関して知りたい方は、
▶︎散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説
をご覧ください。
手元供養
手元供養は、ご遺骨を自宅で保管する供養方法のことです。
自宅でご遺骨を保存する際は、ご遺骨全てを保存する場合とご遺骨の一部を保存する場合があるので、自分に適しているものを選ぶとよいです。
お墓を建てないので、もちろん戒名は必要ありません。
手元供養の種類やメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、
▶︎手元供養とは?種類や費用、メリット・デメリットまで徹底解説
をご覧ください。
散骨・手元供養はブリーズガーデン
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戒名の相場を把握しよう
戒名の相場は菩提寺によって異なることがあるので、ランクや位によっては戒名料が高額になってしまう場合もあります。
戒名にかかる費用の相場を把握して、葬儀や供養に使う費用もしっかりと確保できるように準備しておきましょう。
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