遺品整理で捨ててはいけないものは?保管する理由と整理のポイント

遺品整理を行う際に、「捨てない方がいいものだろうか」「捨てていいものと保管しておくべきものの判断ができない」と悩む方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、遺品整理をするタイミングが分からず不安に感じる方もいらっしゃると思います。

また、「捨ててしまうと起こること」や「捨ててはいけないものを守る工夫」についてもご紹介します。

遺族の負担を減らすことが可能になる、生前整理についても解説していますのでご参考にしてください。

ABOUT KOBO

海洋散骨0円キャンペーン実施中!

お問い合わせ導線画像

KOBO(コボ)は、お部屋のインテリアに馴染みやすいガラス製のちいさなお墓です。
現在、通常25,000円の海洋散骨が0円になるキャンペーンを実施中です。

キャンペーン詳細を見る 資料ダウンロード(無料)

遺品整理とは

遺品整理とは故人の所有物を整理し片づける事です。

遺品はすべて捨てるのではなく供養を行う場合もあります。

供養の区切りともされる遺品整理は、亡くなった方の私物に触れる最後の機会となるため故人への思いを強く感じる出来事となります。

遺品整理は故人への想いに区切りをつけるために行われることもあります。

そのため、気持ちの整理がついていない状態ではなかなか手がつけられないと感じる方もいます。

気持ちの整理がついたタイミングで行うと良いでしょう。

遺品整理は焦って行う必要はありませんが、期限の存在する手続きも存在するためスケジュールを把握しておくことが重要です。

ABOUT KOBO

海洋散骨0円キャンペーン実施中!

お問い合わせ導線画像

KOBO(コボ)は、お部屋のインテリアに馴染みやすいガラス製のちいさなお墓です。
現在、通常25,000円の海洋散骨が0円になるキャンペーンを実施中です。

キャンペーン詳細を見る 資料ダウンロード(無料)

遺品整理は自分でできる?

「遺品整理は自分でしても良いのだろうか?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

遺品整理は自分で行うことも業者に依頼することも可能です。

ただし、どちらの場合においても捨ててはいけないものを判別する必要があります。

自分で行うと第三者を解さないため、金銭的なトラブルが生じるリスクを減らすことができるというメリットがあります。

一方、捨てていいものの判断ができず時間がかかってしまうなどのデメリットもあります。

遺品整理を自分で行う場合の方法や注意点について詳しく知りたい方は▷遺品整理を自分で行っても良い?方法、向いている人の特徴を解説をご覧ください。

遺品整理に捨ててはいけないものはある?

遺品整理を行う際、捨てて良い物であるかと悩むことも多いと思います。

実際に、捨ててはいけないものがいくつか存在します。

参考にしてみてください。

相続に関わるもの

相続に関わるものは捨てずに保管しておきましょう。

相続に関わるもの 捨ててはいけない理由
有価証券 財産的価値があり、相続問題に発展する場合があるため
通帳 口座内のお金を引き出せなくなってしまうため
貴金属などの資産価値があるもの リサイクル、または買い取ってもらえる可能性があるため
遺言書 相続関係で法的に最も効力を持っており、意思が書かれている場合もあるため

手続きに関わるもの

以下に挙げる手続きに関わるものは捨てずに保管しておきましょう。

返納の必要がある場合もあります。

  • 保険証
  • マイナンバーカード
  • パスポート

保険証は返納が必要です。

故人が企業等で働いていた場合、5日以内に被保険者資格喪失届を年金事務所に提出し、その際に保険証を返納します。

故人が国民健康保険の被保険者や後期高齢者医療制度の被保険者、介護保険の被保険者の場合は14日以内に各保険の喪失届を提出し、その際に保険証を返納します。

マイナンバーカードも各種保険資格の届出を行う際に必要です。

マイナンバーカード自体には返納の義務はありませんが、悪用されてしまうリスクなどがあるため最終的には返納することが望ましいです。

返納する場合は、在住の自治体の役所で手続きをおこなう必要があります。

パスポートは返納が必要ですが、明確な期限は決められておらず、速やかにおこなうこととされています。

返納先はパスポートセンターで、パスポートと一緒に死亡診断書の写しや戸籍謄本、印鑑などが手続きに必要となります。

思い出の詰まっているもの

故人との思い出の詰まっているものは残しておくと良いでしょう。

例としては、アルバムや故人が大切にしていたものなどです。

ただし、いくつも残しておくと場所をとり、後に管理が大変になってしまうことがあります。

いくつ程度を残すかを事前に決めると良いでしょう。

写真など量が膨大な場合はデータ化してまとめ、保管する方法もあります。

法律や条例で捨てることが禁止されているもの

これまでに紹介したものの他に、法律や条例で捨てることが禁止されているものは捨ててはいけません。

不法投棄などの法規に触れてしまうことがあります。

また、鍵や印鑑、契約書類等の手続きに必要な書類も捨ててはいけません。

悪用されてしまう場合があるためです。

ご自身で相続や手続きに必要ないと判断されても、捨てることが禁止されているものは絶対に捨てないようにしましょう。

ABOUT KOBO

海洋散骨0円キャンペーン実施中!

お問い合わせ導線画像

KOBO(コボ)は、お部屋のインテリアに馴染みやすいガラス製のちいさなお墓です。
現在、通常25,000円の海洋散骨が0円になるキャンペーンを実施中です。

キャンペーン詳細を見る 資料ダウンロード(無料)

捨ててしまうと起こること

遺品整理の際に捨ててはいけないものについてご紹介しました。

ここではなぜ捨ててはいけないのか、弊害等を解説します。

相続トラブルに発展する

相続に関連する有価証券や通帳、遺言書を捨ててしまった場合、相続トラブルに発展してしまう可能性があります。

例えば遺言書がないと遺産分割などの協議で揉めてしまう原因となり、相続税申告時に未分割という状況になることがあります。

その結果、不動産の売却ができない、小規模宅地の特例が適用されないなど、不利になることが考えられます。

相続トラブルを引き起こさないためにも、相続に関するものは必ず保管しておきましょう。

本来よりも税金が多くかかることがある

相続に関わるものを捨ててしまった場合、本来よりも税金が多くかかることがあります。

ここでの税金は相続税の過少申告加算税や無申告加算税を指します。

相続税は、相続が生じてから10カ月以内に申告をおこなわなければならないとされています。

また故人が亡くなる直前まで所得を得ていた場合、亡くなってから4カ月以内に申告・納税をおこなわなければなりません。

葬儀やお墓の建設には多くの費用がかかります。

その上本来よりも多くの税金を払うことになってしまった場合、経済的に圧迫することになるでしょう。

また、葬儀と遺品整理が重なる時期は忙しく、スムーズに手続きをしたい方は多いと思います。

税金について分からないことがある場合は税理士や税務署へ相談すると良いでしょう。

取り戻すことができないことを悔やむ

後で「あの時捨てずに取っておけば良かった」と悔やんでも、一度捨ててしまったら取り戻すことはできません。

本当に捨てても良いか、後悔しないようによく考えてから捨てるようにしましょう。

そのためには焦らずに時間をかけることも重要です。

また、亡くなってすぐのタイミングでは正常な判断ができない場合もあります。

ご自身で決められない場合や悩む場合は専門家や周囲の人の意見を聞くと良いでしょう。

法令違反による罰則を受けることがある

廃棄するものによっては不法投棄などの理由で罰金などの罰則を受けることがあります

自治体ごとにゴミ処理のルールは異なるため必ず確認しましょう。

処分方法等が分からない場合は専門家に頼ることもおすすめです。

ただし、遺品整理専門の業者の中には利用者から処分費用をもらい、不法投棄して設ける業者もいるのが現状です。

不法投棄物に氏名など個人が特定できる情報の記載があった場合、ご遺族に警察から連絡が来る場合があります。

このようなトラブルを防ぐためにも、遺品整理士が在籍している業者に依頼すると良いでしょう。

遺品整理で捨ててはいけないものを守る工夫

遺品整理で今後必要になるものを捨ててしまった場合、取り戻すことは困難でしょう。

後から捨てたことを後悔しないためにも、遺品整理は細心の注意を払って行う必要があります。

遺品整理で捨ててはいけないものを守る工夫についていくつかご紹介します。

家族や親族に同席してもらう

家族や親戚に同席してもらうことで、捨てる・捨てないの判断を手伝っていただくことができます。

また捨てるか迷ったときにすぐに他の人の意見を聞くこともできます。

自分1人では正しい判断ができない場合もあるため、同席してもらい複数人で行うことで捨ててはいけないもの守ることができるでしょう。

専門家のアドバイスを受ける

遺品整理では取っておいた方が良いのか悩む局面が多く出てくると考えられます。

捨てていいのか迷った場合は専門家のアドバイスを受けると解決することが多いです。

専門家は今後の手続きで必要になるものや、法的に捨ててはいけないものなどを熟知しています。

遺品整理士や鑑定士などに判断してもらうことで捨ててはいけないものが明確になるでしょう。

一度相談して捨ててはいけないものや基準が分かれば、スムーズに遺品を整理することができるでしょう。

「重要なもの」「捨てて良いもの」「判断できないもの」に分ける

遺品を「重要なもの」「捨てて良いもの」「判断できないもの」の3つにカテゴライズすることでひとつひとつ丁寧に確認することができるため、捨ててはいけないものを守れる可能性が高くなります。

遺品が大量にある場合は特に、全ての品を自分が確認した後に他人にも確認してもらうことは非常に時間がかかります。

3つに分けることで「判断できないもの」に分類されたもののみ専門家や家族、親戚の意見を取り入れて最終判断することができます。

重要なものをリストアップする

重要なものはリストアップして見つけた日時や場所を記しておきましょう

絶対に捨ててはいけないもののリストを作っておくことで、今後手続き等で必要になった際に有無を確認しやすくなり、のちにトラブルを避けやすくなる可能性があります。

場所の記録は、今後所在が分からない重要書類等を探す手がかりになるかもしれません。

遺品整理に適したタイミング

どのタイミングで遺品整理をおこなったら良いのか悩む人もいらっしゃると思います。

遺品整理に適したタイミングをご紹介します。

身内の不幸があったとき

家賃が発生する場合や確定申告の期限が近い場合などは、不幸があってからなるべく早めに対応する必要があります。

不幸があってすぐの対応は気持ち的にもつらいことかもしれませんが、のちのトラブルや後悔を減らすためにも期限は必ず確認するようにしましょう。

葬儀や納骨が落ち着いた時

葬儀や納骨が落ち着き、気持ちの整理がついたタイミングで行うのも良いでしょう。

気持ちの整理がつく前だと正しい判断ができないことや、悲しい気持ちになってしまうことが考えられます。

焦らず丁寧に対応できるタイミングがおすすめです。

生前整理、終活

生前整理を行うことで家族や親戚の負担や、のちにトラブルに巻き込まれる可能性を減らすことができます。

パソコンやスマートフォンの中のデータなど、デジタル遺品の整理は本人にしか分からないIDやパスワードを用いて管理されていることもあり、生前でないと難しい場合が多いです。

また暗号資産やネット証券など、資産状況を伝えておくことも重要です。

終活の一環として生前整理も行うと良いでしょう。

関連記事「京都での遺品整理はミライル

捨てる・捨てないの判断は慎重に!遺品整理で捨ててはいけないものに迷ったら周囲の方や専門的な知識を持つ方へ相談しよう

遺品整理で捨ててはいけないものには、相続に関わる通帳や遺言書、手続きに関する保険証やマイナンバーカード等があります。

遺品の中にはご自身で捨てても良いのか判断が難しいものもあると思います。

その際は遺品整理士などの専門家や家族、親戚にアドバイスを求めると良いでしょう。

また遺品整理のタイミングはご自身で決めることができますが、手続き等の期限を必ず確認することが大切です。

ご遺族の負担を減らすため、終活の一環として生前整理を検討すると良いでしょう。

生前でないと整理することが難しいものもあるため、のちにトラブルを引き起こさないためにも生前整理をしておくと安心です。

ABOUT KOBO

海洋散骨0円キャンペーン実施中!

お問い合わせ導線画像

KOBO(コボ)は、お部屋のインテリアに馴染みやすいガラス製のちいさなお墓です。
現在、通常25,000円の海洋散骨が0円になるキャンペーンを実施中です。

キャンペーン詳細を見る 資料ダウンロード(無料)

関連する記事