納骨式を家族のみで実施しても大丈夫?気をつけるポイントや準備物・服装
これまで日本では四十九日法要をとり行った後に、先祖代々のお墓に遺骨を納める納骨式が執り行われていました。
しかしながら近年では四十九日法要を個人と近しい家族だけでおこなうケースが増えたため、必然的に納骨式も家族のみでおこないたいというご家庭も増えています。
また、先祖代々受け継いできたお墓を墓じまいし、自宅用のお墓で手元供養をするなど多様な遺骨の納め方が広まりつつあるともいえます。
そこで今回は家族のみで納骨式をおこなうことは可能なのかについて解説するとともに、トラブルなく納骨式を執り行うための注意点や準備物、身だしなみのポイントをそれぞれ解説します。
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納骨とは?内容やタイミングなどの基本情報
納骨とは文字通り遺骨をお墓に納めることを指す言葉で、四十九日法要のあとに続けて納骨式を執り行うのが一般的です。
納骨の際に僧侶を招いて読経供養をおこなう場合が多いですが、読経を頼まず家族だけで遺骨を納めることも可能です。
ただし重たい墓石を動かして遺骨を納める作業は専門の業者に依頼するのが一般的です。
また以前は家族以外の知人も四十九日法要や納骨式に参列するケースもありましたが、近年は法事全般を家族のみでおこなう家庭が増えており、必然的に納骨式も家族のみ参列する形で実施される場合が多いです。
納骨式についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、もっと詳しく知りたいという方はぜひこちらをご参照ください。
▶︎納骨式とは?おこなう時期や納骨式までの準備・当日の流れについても解説
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家族だけで納骨式をおこなう際のポイントと注意点
家族だけで納骨式をおこなう際には、いくつかのポイントや気をつけておく必要がある注意点が存在します。
ここでは家族のみでおこなうからこそおさえておきたいポイントを5つご紹介します。
読経供養を依頼するかどうかを決めておく
前述した通り、納骨式では僧侶に読経を依頼することができます。
近年では読経なしで執り行う家庭も増えているので、事前にご家族内で話し合う、もしくは生前故人が供養について意向を表明していないか確認し、選択しましょう。
当日になって急遽読経を依頼するのは僧侶の迷惑になりますし、スケジュールの都合上依頼しても引き受けてもらえない可能性も大きいです。
反対に読経なしのつもりでいても、寺院側が四十九日法要とセットで納骨式での読経を計画している可能性もあります。
そのため、事前に寺院も含めて読経をするかどうか決めておくようにしましょう。
親戚や故人の親しい友人への配慮を忘れない
納骨式を家族のみでおこなう場合は、故人の親しい友人や少し遠縁に当たる親戚に対する配慮を忘れてはいけません。
人によっては納骨式に参加したいという思いがあり、知らず知らずのうちに納骨が済んでしまったと後になってわかるとトラブルになってしまう可能性もあります。
故人の没後に遺族と友人がトラブルになってしまっては故人も浮かばれないので、葬儀の参列者などを中心に一人一人に配慮した対応が重要です。
葬儀の案内などとあわせて伝えておく
具体的な配慮の方法ともいえるのが、家族のみで納骨式をおこなうことの連絡です。
多くのご家庭は、葬儀の案内や葬儀前後の挨拶の中で納骨式を家族のみで実施する旨を伝えます。
一言でも連絡をしておくことで後々のトラブル回避に繋がるので、忘れずに伝えましょう。
すでに葬儀が終わってしまったというご家庭は、四十九日法要よりも前の時期にハガキなどで連絡してもよいでしょう。
読経供養なしの場合は菩提寺にも連絡する
繰り返しにはなりますが、読経なしの納骨式をおこなう場合は、菩提寺にきちんと連絡をしましょう。
これは菩提寺の敷地内にお墓がありそこに納骨する場合はもちろんのこと、菩提寺が遠方にある場合などに別の納骨堂や霊園などを利用する場合も同じです。
お世話になっている菩提寺に断りなく納骨するのは非常に失礼にあたり、後にトラブルに発展する可能性があるのでご注意ください。
墓地管理者にも忘れずに連絡する
菩提寺ではなく、宗教や宗派に関係なく利用可能な霊園に納骨する際にもその墓地の管理者に必ず連絡をしましょう。
遺骨を納めるにあたって墓石を移動させる必要がありますが、これは専門の業者に依頼することになります。
霊園の場合契約している石材店への配慮も必要なため、無断で個人的に契約した業者を霊園内に招いて作業をおこなうのはトラブルにつながります。
事前に霊園に日時を報告した上で打ち合わせをしておくとよいでしょう。
納骨式までに必要な手続き・準備物
納骨式を家族のみでおこなう際に事前に必要な手続きや準備物をまとめて解説します。
火葬許可証と遺骨埋葬許可証
ご遺体や遺骨の取り扱いについては法律で細かく定められており、きちんと手続きを踏まなければ違法とみなされてしまいます。
納骨式までに必要な手続きとしては「火葬許可証」と「遺骨埋葬許可証」という2種類の証明書と、契約している墓地の使用許可証の3つの準備があります。
亡くなられてから納骨までの時系列に沿って必要な申請をまとめると以下の通りです。
①亡くなった際に医師に書いてもらう死亡証明書を添えて市区町村役場で「火葬許可申請書」を提出
②申請後「火葬許可証」を受け取り、火葬場と相談して日時を決める
③火葬を終え、火葬場から「遺骨埋葬許可証」を受け取る
④埋葬許可証と墓地の使用許可証を墓地の管理者に提出し、納骨の日時や読経の有無を相談する
この時、先祖代々のお墓や事前に購入しておいたお墓がある方は墓地の使用許可証を提出すればよいですが、「突然の訃報でお墓を用意していなかった」「先祖のお墓に入るか迷っている」という方の場合は、納骨方法を検討する必要があります。
また、先祖代々のお墓の使用許可証を親類の誰かが持っている場合は事前に連絡して借りておきましょう。
従来のお墓以外の供養の形も広がっている
納骨方法として最も一般的なのは墓地や霊園に設置された墓石の中に遺骨を納めるという方法ですが、近年では改葬し先祖代々のお墓以外の場所に遺骨を納める方も増えています。
お墓が遠方にありなかなか通うことができない方や、自分の子供世代に墓地の維持・管理をさせることに忍びなさを感じる方も少なくありません。
そのような方は自宅近くの霊園に新たにお墓を作る、マンション型の管理が楽な納骨堂を利用する、永代供養ができる樹木葬や粉骨、自宅供養にするなど新たな供養の形を取り入れています。
中でも故人を身近に感じることができ、お墓の維持もしやすいと人気なのが、自宅用のお墓を利用した手元供養です。
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あらゆるインテリアに馴染むので、家族団欒の場であるリビングにも起きやすく、故人をいつもそばで感じることができます。
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納骨式後の食事や引き出物
ご家庭によっては、納骨式の後に食事会を開くケースもあります。
近年では法要終わりといっても一般的なレストランなどを予約して食事を楽しむケースも多いです。
故人が行きつけだったお店で思い出を語り合うのもよいかもしれません。
また、参加者に引き出物を準備する場合もあります。
家族のみでおこなう場合は引き出物は特に渡さないケースも多いですが、施主のご意向に沿って簡単なものを用意してもよいでしょう。
お寺や僧侶へのお布施
お寺や読経を頼んだ僧侶に対して御布施、御車代、御膳料をお渡しする必要があります。
金額はお寺や僧侶の格式によっても異なりますが、相場としては3〜5万円程度となっています。
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家族のみで納骨式をおこなう際の服装マナー
家族のみで納骨式をおこなう際にどのような服装が望ましいのでしょうか。
ここでは男性と女性、子供の順にそれぞれの服装マナーを解説します。
なおこちらの記事ではさらに詳しく納骨式での服装について解説しているので、ぜひ合わせてご参照ください。
▶︎納骨式の服装は喪服?適した服装や忘れやすい持ち物まで解説!
四十九日以前の納骨は喪服・それ以外は平服が基本
性別や年齢に関係なく、四十九日以前に納骨式をおこなう場合は喪服、明日から50日以上経っている場合は平服を着用するのが一般認識です。
家族のみでおこなう場合、ご家庭によっては事前に施主から平服を指定されることもあり、その場合は指示に従いましょう。
ただし僧侶を招いて読経をしていただく場合は、やはり喪服が望ましいです。
判断に迷った場合は、故人の命日からどの程度日が経っているかを確認し、服装を選びましょう。
喪服は3種類あるが納骨式は準喪服〜
喪服は格式によって「正喪服(正礼装)」「準喪服(準礼装)」「略喪服(略礼装)」という3つの段階に分かれています。
家族のみでおこなう法事の場合、施主や故人と3親等以内の遺族は準喪服、それ以外の参列者は準喪服か略喪服を着用するのが一般的です。
準喪服で参列する場合の服装マナー
四十九日法要と同日、もしくはそれ以前に納骨式を実施する場合、施主や個人と3親等以内の遺族は準喪服を着用するとよいでしょう。
具体的には、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルと一般的に喪服と聞いてイメージされる形式の服装が該当します。
子供の場合は学校の制服がある場合は学生服、ない場合はキャラクターものや柄物、派手な色合いの服をさけ、できる限り落ち着いた色合いの露出が少ない服を着用します。
子供の場合ローファーなどのかしこまった靴を長時間履くのが負担になるかもしれません。
事前に他の参列者に断って、履き慣れたスニーカーなどの靴を持参しておくと安心です。
略喪服で参列する場合の服装マナー
略喪服は華美ではないフォーマルな服装を指します。
男性の場合は柄の入っていない黒や紺、ダークグレーなどのスーツが該当します。
黒のネクタイや白のワイシャツなど、合わせるインターや小物は準喪服と同じものを選ぶと安心です。
女性の場合はブラウスとスカートや落ち着いた色味のスーツ、ワンピースなどが該当します。
露出が少なく柄や金具などの装飾がないものを選びましょう。
子供の場合も落ち着いた色味で華美な色や装飾、柄の入っていないフォーマルな服装が望ましいです。
普段着ている学生服の方が過ごしやすいという方は、無理に私服でフォーマルにせず学生服で出席しても問題ありません。
平服で参列する場合の服装マナー
故人の命日から50日以上経過してから納骨式をおこなう場合は、平服での出席が基本です。
平服とは、簡単にいうと喪服よりも自由度が高いもののTPOに合わせたフォーマルな服装という意味です。
ただしこの平服は普段着という意味ではないので、露出の多い服装やデニムなどのカジュアルすぎるものは避けましょう。
華美な装飾や柄もの、キャラクターものの衣服も厳禁です。
具体的には、女性であれば黒や紺などの落ち着いたカラーを基調にしつつ、トップスやインナーに白やベージュなどの明るめの色を使うコーディネートなどがあります。
男性の場合は黒や紺のスーツを着用しつつ、黒ネクタイや白い無地のワイシャツ以外の小物を合わせてもよいでしょう。
もちろん鮮やかな色味や華美な柄は避けてください。
「平服≒略喪服」という認識をされている人も多いので、ある程度自由度の高い平服選びに迷ったら略喪服を着用しても問題ありません。
まとめ
納骨式などの法事を家族だけでおこなうケースは増えており、少数派ではあるものの読経も省略して家族のみで納骨を済ませる家庭も現れています。
いずれの方法をとるにしても、家族でよく話し合い、故人の知人や遠縁の親戚、代々お世話になっている菩提寺などへの配慮を忘れないことが非常に重要です。
多様な考え方が認められているからこそ、事前に通達する等のマナーを守り互いを尊重する姿勢を大切にしましょう。
納骨式をおこなうためには、当然ながら納骨先を決めておく必要があります。
近年では墓じまいをして永代供養墓に遺骨を移す方や、散骨や手元供養といった供養の形を選択するケースも増えています。
代々続くお墓が遠方にある方など、お墓の維持や後継者問題にお悩みの方にとって、改葬し自分たち家族のライフスタイルにあった供養方法を選び取ることはメリットが大きいです。
墓じまいや改葬についてはこちらの記事でご紹介しているので、興味をお持ちの方はぜひこちらの記事もご参照ください。
▶︎改葬とは?墓じまいとの違いやメリットと具体的な具体的な手順を解説
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