護持会費とは?相場や支払い方法、使用用途についても解説

お墓を管理してもらうために支払う必要のある護持会費というものをご存じでしょうか。

寺院墓地に支払う護持会費とは何なのか、支払った護持会費は具体的に何に使われているのか分からない方も多いでしょう。

ここでは護持会費とは何かについてご紹介し、また護持会費の相場や使用用途、また万が一護持会費が支払えなくなったらどうなってしまうのかについて解説していきます。

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護持会費とは

護持会費とは、寺院墓地にお墓や納骨堂を建て、その後継続的に維持・管理してもらうために支払う会費のことです。

お墓や納骨堂の運営者はこの護持会費を受け取る代わりに利用者の故人の供養や清掃をおこないます。

お墓や納骨堂が遠方にある方や、定期的にお墓に足を運ぶことが難しい方でも安心して維持・管理をお任せすることができます。

従来は寺院墓地にお墓を建てるためには檀家になる必要がありました。

檀家とは寺院に所属して会費やお布施などを支払い、経済的に寺院を支援している家庭を指します。

そのため自分で檀家になる手続きをした覚えがなくても、寺院墓地にお墓を所有している場合は檀家になっている可能性があります。

檀家の方々は寺院の運営を守るための護持会という会の会費として護持会費を支払っていました。

しかし現在では、公営や民間管理のお墓に支払う護持会費はお墓や納骨堂の維持・管理費用という扱いを受けることが多いため、護持会費を支払うからといって檀家になる必要はありません。

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護持会費の相場

護持会費の相場は立地や納骨堂の形式、運営母体、供養の手厚さによっても異なりますが、相場は1万円~2万円程度です。

護持会費は年ごとに支払う場合が多いですが、13回忌までや33回忌までなどの一定期間分を一括で支払うことができる場合もあります。

檀家の方は護持会費以外にも寺院で年に1,2回おこなわれる法要などの行事のためにお布施を払う必要があります。

お布施の相場は寺院によってかなり差がありますが、年間で1万円~6万円程度です。

そのため檀家の方は護持会費とお布施を合わせて年間2万円~8万円程度が必要になります。

護持会費の相場ついてさらに詳しく知りたい方は

▶︎護持会費の相場はどのくらい?内訳や支払い方、払えない場合の対処法

をご覧ください。

護持会費は誰が支払う?

一般的にはお墓の相続人が護持会費を支払うことになります。

相続人となる人は故人に口頭で伝えられたり、手紙によって指定されたりする場合が多いです。

お葬式の喪主を務めた人やそのお墓に次に埋葬される人が相続人となる場合もあります。

ただし相続人の決め方に明確なものはありません。

身内でしっかりと話し合って相続人を決めることが重要です。

その際に寺院墓地を建てる場合は護持会費を毎年支払うことになるということも必ず確認しておきましょう。

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護持会費の支払方法

護持会費の支払い方法は大きく分けて3種類あります。

寺院によって異なるためどの方法で支払うのか確認しておくとよいでしょう。

檀家の場合は護持会費の支払い方法と合わせてお布施の支払い方法も確認しておきましょう。

1つ目は現金を手渡しする方法です。

毎年お盆やお彼岸の時期など、各寺院で決められた日に持っていきます。

支払い方法は寺院から指定されますが、封筒に現金を入れて納入する場合もあります。

護持会費の封筒ついてさらに詳しく知りたい方は

▶︎護持会費を包む封筒はどんなものを選ぶべき?封筒の書き方についても解説

をご覧ください。

2つ目は口座から自動引き落としする方法です。

一般的には1年に1回、事前に指定した銀行口座から自動的に引き落としされます。

民間の墓地などでは1年に1回ではなく、3年に1回や5年に1回の支払いも選ぶことができる場合もあります。

引き落とし日に口座へ入金されていることを必ず確認しましょう。

3つ目は寺院墓地の運営者が各家へ集金に訪れ、そこで支払う方法です。

この方法での支払いは、お墓や納骨堂の利用者が檀家である場合が多いです。

護持会費の内訳

護持会費が具体的に何に使われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

護持会費の使用用途の内訳をご紹介します。

人件費

護持会費の一部は寺院を運営する人、お墓や納骨堂の維持・管理をする人の人件費にあてられます。

本来であればお墓や納骨堂の維持・管理はお墓を建てた方が継続的にしていくものです。

しかしその維持や管理を運営者に任せ、代わりに清掃などをしてもらうことになるので人件費が必要になります。

電気代や水道代

護持会費の一部は寺院の電気代や水道代、光熱費などの管理費にもあてられます。

寺院墓地の運営、また利用者のお墓の維持・管理のためにはインフラがきちんと整備されていることが重要になります。

水はお墓参りに来た際にも必ず必要になります。

そのため支払われた護持会費は電気や水道などのインフラ整備費にあてられています。

修繕費

護持会費の一部は寺院や墓地の修繕費にもあてられます。

寺院を綺麗な状態で保つことはもちろんお墓も修繕が必要な際は護持会費を利用して修繕をしてくれます。

墓地で使用する清掃道具などの備品代

墓地の管理の一環で清掃をしてもらえますが、その際に使用する清掃用具などの備品代にあてられています。

具体的にはひしゃくや手桶などです。

お墓を維持していく上で必要な備品を揃えるために護持会費が使われています。

護持会費に関するトラブル

護持会費に関するトラブルについていくつかご紹介します。

考え得るトラブルとして、「相続人選び」「会費の滞納」「護持会費の価格が引き上げられてしまう」などがあります。

相続人選び

護持会費の支払い義務は一般的にはお墓の相続人に生じます。

相続人の選び方に特に決まりはありませんが、しっかりと話し合わないとトラブルが起きてしまうことが多いです。

身内でしっかりと話し合い、相続人になったら護持会費などの支払いが継続的に必要になる場合があることも理解した上で決めましょう。

全員が納得するまで話し合いをすることが大切です。

万が一揉め事に発展してしまいそうな場合は弁護士や公証人、家庭裁判所の力を借りることも可能です。

会費の滞納

会費を滞納するとお墓の維持や管理をしてもらえなくなり、滞納が続けば永代使用権を失うこととなるのでお墓を使うことができなくなってしまう可能性があります。

滞納し続けた場合、寺院から電話やはがきなどで通知が来る場合が多く、さらに数年経過するとお墓を撤去するという書面が送付されます。

どうしても支払えなくなってしまった場合はすぐに連絡しましょう。

護持会費を滞納してしまった場合の措置についてさらに詳しく知りたい方は

▶︎護寺会費を滞納するとどうなる?トラブルを防ぐ対処法や供養法を徹底解説

をご覧ください。

価格が引き上げられてしまう

寺院の事情で護持会費が突然引き上げられてしまい、トラブルに発展するケースもあります。

価格が引き上げられたことで相続人が会費を支払えなくなってしまうことも多いです。

支払えなくなった場合、会費の滞納と同様にお墓を使うことができなくなってしまいます。

護持会費を支払わないとどうなる?

護持会費はお墓を維持・管理したい場合は毎年支払う必要があります。

基本的にはお墓を購入する際に護持会費が支払えなくなった場合の対処について案内されることが多いです。

もし護持会費を支払わなかったらどうなってしまうのかについてご紹介します。

墓地を使わせてもらえなくなることがある

護持会費を支払わなかったり、滞納してしまったりすると墓地を使わせてもらえなくなる場合があります。

その場合、ご遺骨は共同墓地に埋葬されることが多いです。

同時にお墓や納骨堂の永代供養権や使用権も失うことになります。

お墓が撤去されてから寺院墓地に異議を申し立てても、永代供養権や使用権を取り戻すことはほぼ不可能です。

共同墓地に埋葬されてしまうとご遺骨を取り出すこともできなくなってしまうため注意が必要です。

護持会費が払えなくなる前に支払いについて話し合うことが重要

護持会費が支払えなくなりそうな場合は早めに家族や周囲の方と話し合いましょう。

護持会費の価格引き上げなどの理由により突然支払うことが厳しくなる場合もあるでしょう。

その場合は支払えなくなってからではなく、なるべく早めに周りの人に相談することが大切です。

周囲の人と話し合いができない場合、寺院墓地の運営者に支払えなくなってしまうかもしれない旨を伝えることで、その後の対応を提案してくれる場合もあります。

護持会費の滞納が続くと寺院にも迷惑をかけてしまうので早めの対応を心掛けましょう。

護持会費が支払えない場合の対応方法についてさらに詳しく知りたい方は

▶︎護持会費を支払わないとどうなる?支払えない場合の対応策についても解説

をご覧ください。

護持会費がないお墓・納骨堂もある

寺院墓地の中には護持会費の支払い義務のないお墓や納骨堂も存在します。

会費がないお墓の他にも、お墓の購入後会費がすぐに発生しないお墓や一括納入できるお墓もあります。

お墓を購入する際に、今後の支払いについて考慮することでトラブルも少なくなります。

お墓の購入費以外に継続的に支払っていく護持会費等の費用があるのか、具体的な金額はいくら程度なのか寺院に問い合わせてみるとよいでしょう。

場合によっては墓じまいも検討しましょう。

墓じまいとはお墓をたたみ、取り払うことです。

墓じまい後は別の方法で供養していくことになります。

近年利用者の多様なニーズに合わせて手元供養や散骨など多くの供養方法が登場しており、お墓で供養するよりも経済的な負担が少ない方法は多く存在します。

墓じまいの手続きについてさらに詳しく知りたい方は

▶︎墓じまいの手続き|実は簡単?方法やよくある疑問も解説

をご覧ください。

お墓の管理をしてもらうために護持会費は継続的に支払う必要がある

護持会費とは寺院墓地にお墓や納骨堂を建て、その後継続的に維持・管理してもらうために支払う会費のことです。

護持会費は一般的にはお墓の相続人が支払います。

支払われた護持会費は寺院墓地の運営者の人件費や水道・電気などのインフラ整備費、寺院やお墓の修繕費、清掃用具などの備品代にあてられます。

護持会費に関わるトラブルとして、相続人選びや護持会費の滞納、突然価格が引き上げられてしまうなどがあります。

護持会費を支払えなくなってしまうとお墓を使うことができなくなってしまう可能性もあるため、お墓を建てる際に護持会費の支払い能力があるか慎重に判断する必要があります。

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