雨の日にお参りをしてはいけないって本当?反対される理由を解説

雨のお墓

雨の日にお参りへ行こうとした際に反対をされたという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

また、どこかで「雨の日にお墓参りに行ってはいけない」と聞いたことのある方もいると思います。

このような話を耳にすると

「本当に雨の日にお墓参りに行ってはいけないのだろうか」

「すでに雨の日にお墓参りに行ってしまったが、あれはいけないことだったのだろうか」

と疑問や不安を感じると思います。

そこでこの記事では、本当に雨の日にお墓参りに行ってはいけないのか、なぜお墓参りに言ってはいけないと言われるのかという点と反対された際の対処法について解説します。

また、雨の日にお墓参りに行く際の注意点について解説します。

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雨の日にお墓参りへ行ってはならない?

雨の日にお墓参りに行ってはいけないのではないかと疑問に感じる方もいると思います。

ただし、「お墓参りへ行ってはならない」という決まりはありません。

そのため、雨の日であっても気にせずお墓参りへ伺って構いません。

むしろ、雨であっても来ていただけると故人も嬉しいのではないでしょうか。

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雨の日にお墓参りに行ってはならないと言われてしまう理由

ここでは雨の日にお墓参りへ行ってはならないと言われてしまう理由を紹介します。

雨の日のお参りを反対されてしまった時の対策として参考にしてください。

多くの場合は迷信などの独自の考え方に基づいて反対されている場合が多いです。

ただし、中には身の危険を案じた上で反対される場合もあるため、一緒くたにせずしっかりと考える必要があります。

反対された場合には「正しい考え方であるか」ということを考えられるようにすると良いのではないでしょうか。

陰陽説

陰陽説は陰陽五行説とも呼ばれ、世の中の日常生活なども含めた万物を全て陰と陽に分けるという中国より伝わった考え方です。

陰陽五行説の思想は仏教や神道の考えの中に多く取り入れられたと考えられています。

例えば、寺院で特別な行事の際にかけられる5色の幕「五正色幕」は陰陽五行説の思想の根幹を形成する5つの要素を象徴していると言われており、神道においても重要な神事の際には同様の5色の弊(幡)を用いるそうです。

陰陽説の中では晴れの日は「陽の気」であることに対して、雨の日は「陰の気」であると考えられます。

陰は「マイナス」「ネガティブ」といったイメージを与えやすいことから、陰陽説の定義に基づきよくないと考える方もいるそうです。

ただし、仏教と陰陽説はルーツに共通点を持つとしても、現在ではそれぞれ全く別の考え方を持ちます

そのため、仏教や神道の施設である墓地に陰陽説の考え方を必ずしも当てはめる必要はありません。

また、そもそも、お墓参りは宗教的な側面よりも、故人との交流という意味を持つのではないでしょうか。

特定の宗教や宗派に信仰がない場合は、宗教観よりも故人への思いを優先して行動すると良いのではないでしょうか。

もし、陰陽説に基づき反対をすると言われた場合は

「宗教観よりも故人への思いを優先してみませんか」

などのように申し上げると相手も納得していただけるのではないでしょうか。

病が流行る説

「雨の日は病が流行るからお墓参りは行ってはいけない」という話を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

特に、かなりの年配の方を中心にこのような話をされていることがあります。

このような考えに至った根拠はいくつかあると思われますが、おそらく戦前までは一般的な埋葬方法が土葬であったことが1つの要因として影響していると考えられます。

土葬による埋葬が一般的であった時代では、お墓に雨が降ると水分や湿度などで衛生状態が悪化し伝染病が蔓延しやすくなっていたと考えられています。

戦前よりも昔の時代は現在のように公衆衛生に対する考えや取り組みは十分には発展していませんでした。

また、現在のように誰でも適切な医療を受けることができたわけではありませんでした。

こうしたことから、当時の方達は雨の日にお墓参りをすることに対して抵抗を感じていたと考えられます。

一方、現在では特殊な例を除いて埋葬時には火葬が行われるため、降水によって衛生状態が悪化することはありません

そのため、衛生状態を気にすることなく雨の日でも安心してお墓参りに臨むことができます。

ただし、衛生状態に関係なく雨に濡れて体温が低下すると、風邪をはじめとした感染症に罹患しやすくなるという点には注意は必要です。

雨の日にお参りをすると病が流行ると言われてしまった場合は

「現代では雨によってお墓の衛生状態が悪化することはありませんし、雨具を持って防寒対策を行えば心配する必要はありません。」

などと伝えてみてはいかがでしょうか。

不安に感じている場合には、不安な気持ちを解消できるような問いかけを行うと効果的であると考えられます。

足元が悪い

降水により足元が悪くなることに不安を感じ、お参りを反対される場合があります。

このような理由から反対された場合は自分のお参りする墓地の立地条件を考慮すると良いでしょう。

整地された墓地の場合は、「降水によって足場が崩れる」といった危険な状態になることは少ないです。

ただし、濡れた石に滑りやすくなる場合や嵐や台風のような激しい降水時には思わぬ怪我をする恐れがあります。

特に高齢な方や足の不自由な方がいる場合には、「余裕を持って行動できるか」「屋根や手すり、休憩できるスペースなどはあるか」といった基準や条件と照らし合わせて考えるようにすると良いのではないのでしょうか。

ただし、樹木葬などの山や森の中でお参りをする場合には気象条件に気を使う必要があります。

樹木葬などの供養では自然に手を加えずに墓地として利用している場合が多く、地盤の変化などに耐えることができず災害が発生することもあります。

そのため、こうした自然の中で整地のされていないお墓でお参りをする場合には気象条件に注意するようにしましょう。

樹木葬は山林散骨などの供養と混同されやすい供養です。

どちらの供養も近年、注目されることの増えた供養であるため、あまり詳しくないと感じる方もいるのではないでしょうか。

樹木葬と山林散骨の違いについて詳しく知りたい方は▷散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説をご覧ください。

雨の日にお墓参りにいくメリット

雨の日にお墓参りに行くためには雨具の用意や防寒対策を行う必要があります。

そのため、中には雨の日のお参りにあまり利点を感じにくいという方もいるのではないでしょうか。

ただし、雨の日のお参りには悪い点だけでなくメリットも存在します。

掃除がしやすい

お墓参りの際にはお墓の掃除も同時に行うことが多いと思います。

雨の降っていない日であれば、通常はバケツなどで水を汲んでお墓まで持っていく場合が大半なのではないでしょうか。

高齢の方や足の不自由な方がお参りをする場合はそうした苦労は、お墓参りを敬遠する要素の1つになってしまうのではないでしょうか。

雨の日であればそうした苦労は必要ありません。

雨によって埃などの汚れは大方流されるため、掃除が楽です。

ただし、掃除を行う際に雨に濡れないようにすることや衣服に汚れをつけないように注意するといった点は気をつける必要があります。

比較的空いていることが多い

雨の日のお参りは比較的空いていることが多いです。

そのため、他の方と居合わせることに抵抗を感じる方や人の集まる場所を避けたいと考える方にはおすすめであると言えます。

特に、お墓参りの際は故人と思いを通じ合う時間を大切にしたいと考える方は多いと思います。

普段、他の方の声などの干渉が気になってお参りに集中できないと感じる方には雨の日のお参りが適しているのではないでしょうか。

ただし、かえって人気の極端に少ないお墓は迷子や窃盗などの危険性をはらんでいることもあります。

人の少ないお墓へ行く際は十分に注意をした上で行いましょう。

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雨の日にお墓参りにいくデメリット

雨の日にお墓参りを行うメリットもありますが、同時にデメリットも存在します。

ここでは、雨の日にお墓参りに行くデメリットを紹介します。

メリットとデメリットをどちらも踏まえた上で検討するようにしましょう。

転びやすい

雨の日のお参りは滑りやすいため気をつけましょう。

特に、お墓の階段や段差などに用いられている石は濡れていると滑りやすいです。

また、寺院や霊園の中には山や丘のような斜面にそびえることもあり、足の不自由な方や高齢な方がいらっしゃる場合にはお互いに手を取り合いながらお参りを行うと良いでしょう。

もしも、すこしでも身の危険を感じた場合は無理をせず、雨が落ち着いてからお墓参りをすることや別の日に改めて訪れることも検討しましょう。

どうしてもお墓や故人のことばかりに気を取られがちですが、複数人でお参りをする際は周りの方への配慮も忘れずに行えると良いでしょう。

お線香が消えやすい

雨の日や風の強い日はお線香の火が消えてしまいやすいです。

雨や風でお線香の火がすぐに消えてしまうとしても、一瞬でも構わないのでお線香の火はなるべく灯すようにしましょう。

お線香の火は灯すという行為自体に意味があると考えられます。

お線香の良い香りをお供えすることで、「ここに眠る故人は良い方であるため、極楽浄土へお導きくださいと伝える意味合いがある」とされることや「故人を思う気持ちを良い香りに乗せて伝える」とされています。

そのため、すぐに消えてしまってもお線香の火は欠かさずつけるようにしましょう。

お線香に火がつきにくい場合は火傷や引火に気をつけながら手や紙でお線香を覆うと、風や雨を遮断でき火がつきやすくなります。

雨の日でもお参りはできる!足元や寒さ対策に気をつけて!

雨の日であってもお参りへ行くことは宗教的に問題があるとされることはありません。

ただし、どうしても足元が優れなくなってしまうことや寒さで体調を崩しやすくなってしまうことがあります。

雨の中、お墓参りへ行く際は「防寒対策」「足の不自由な方や高齢の方への配慮」などを欠かさないようにしましょう。

また、雨の日のお参りは悪いことばかりではありません。

自分にとって最も故人へ思いを伝えやすい手段を選べるようにしましょう。

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