粉骨業者の選び方|選ぶときの5つのポイントと注意点を徹底解説
故人のご遺骨を細かく砕く「粉骨」を企業に依頼する場合、業者選びが非常に重要です。
業者選びに失敗して「最初に言われた金額の2倍の費用になった」「対応が悪く後味の悪い粉骨になった」という話を耳にすることも多くあります。
そうならないためにこの記事では
- 粉骨業者を選ぶときのポイント
- 選ぶときの注意点
- 粉骨を業者に頼むメリットとデメリット
について詳しく解説していきます。
大切な方のご遺骨をお預けする粉骨業者です。
後悔のない選択を行えるように知識を身につけておきましょう。
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粉骨を業者に頼むメリット
粉骨を行う場合、大きく分けて「自分で行う」と「業者に依頼する」の2つの方法があります。
ここでは業者に粉骨を頼むメリットを2つご紹介します。
メリット①確実に粉骨できる
業者に頼むことで、自分で粉骨を行うよりも確実に粉骨ができます。
粉骨の目的によってご遺骨を砕く大きさが決められている場合があります。
例えば、ご遺骨を海や山へ撒く、散骨を行う際には、2mm以下の大きさまで粉骨をすることが一般的です。
また、ご遺骨を衛生的に管理するために乾燥や殺菌、ご遺骨の状態によっては切除などの処理が必要になる場合もあります。
これらの工程を、経験のない方が専用の機器や器具なしで行うことは非常に大変な作業でしょう。
業者に依頼することで、これらの工程を確実に行ってもらえます。
メリット②心理的な負担を軽減できる
故人のご遺骨をご自身で砕くという行為に心理的な負担を感じる方もいらっしゃいます。
業者に依頼をすれば粉骨を行う様子を自身で目にすることなく行ってもらえます。
また、粉骨されたご遺骨を目にすることに心理的な負担を感じる方もいらっしゃると思います。
粉骨後のご遺骨が目に触れないようにカプセルや専用の容器へ封入してくれる業者もあります。
手元供養や散骨のために粉骨が必要になったが、ご遺骨を砕くことや、粉骨をされたご遺骨を見ることに抵抗を感じるという方には業者に依頼することがおすすめです。
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粉骨を業者に頼むデメリット
業者に粉骨を頼むデメリットも存在します。次に粉骨を業者へ頼むデメリットを2つ紹介します。
デメリット①費用がかかる
自分で粉骨を行えば、道具があれば費用はかかりませんが、業者に頼むと費用が発生します。
業者ではご遺骨の洗浄、殺菌、異物除去、粉骨という工程を行っているため、それなりの金額がかかります。
業者によっては、ご遺骨が濡れている場合や傷んでいる場合には別途で乾燥料金などの追加料金を請求されることもあります。
また、「粉骨の費用相場がわからず法外な費用を請求された」という話も聞くのでこの点にも注意が必要です。
デメリット②粉骨業者によって粉骨方法が異なる
粉骨という工程に共通の手順は存在しないため、業者によって粉骨方法や粉骨手順が異なる場合があります。
そのため、中には適切な手順を踏まない業者も存在します。
特に「乾燥」「殺菌」などの工程はしっかりと行わないと、粉骨後にカビが生える原因になってしまうため非常に重要です。
ご遺骨にカビを生やさないための工夫について詳しく知りたい方は▷骨壷にカビが生えてしまった|カビさせない手元供養の注意点をご覧ください。
粉骨業者を選ぶときのポイント
自分に最もあった粉骨業者を選ぶことのできるポイントをいくつかご紹介します。
ポイント①粉骨の方法を確認する
粉骨を行う方法には大きく分けて、機械式と手作業によるものがあります。
ここではそれぞれの粉骨方法の特徴を解説します。
自分にあった粉骨の方法を選びましょう。
機械による粉骨の特徴
機械で粉骨を行う場合は短時間で粉骨を行うことが可能です。
また、ご遺骨を均一に粉骨することができ、大きさにばらつきがでにくいです。
一方、粉骨を行う機械は粉骨を行うごとに一回ずつ、機会を分解して掃除することが難しいため、直前に粉骨をされていたの方のご遺骨が混入してしまうことがあります。
手作業による粉骨の特徴
手作業で粉骨を行う場合には異物の除去を行うことが容易です。
また、機械で行う場合と比べて粉骨の際に使用するすり鉢などの道具の洗浄が容易なため、他の方のご遺骨が混ざってしまう心配が少ないです。
一方、手作業で粉骨をする場合には均一に粉骨をすることが難しいため、大きさにばらつきが出てしまうことがあります。
ポイント②立ち会いができるか
粉骨業者には粉骨をしている現場に立ち会いができる業者とできない業者が存在します。
どちらにも特徴があるため自分にあった方法で粉骨を行う業者を選択しましょう。
立ち会いができる場合の特徴
立ち合いのできる業者では、主にご遺骨を砕く工程に立ち合いができます。
大切な故人のご遺骨の粉骨される様子を安心して見守ることができます。
また、手作業で粉骨を行っている業者の場合には、ご自身も粉骨に参加することができます。
故人への思いを込めながら粉骨を行うことができます。
立ち会いができない場合の特徴
立ち合いのできない業者では、ご遺骨を砕く様子を見ることができません。
立ち合いができない業者の場合、実際にご遺骨が砕かれる様子を見ることができませんが、粉骨の様子を見たくないという方に向いています。
特に、故人のご遺骨が砕かれる様子を見ることに抵抗のある方は立ち合いのない業者を選択されることをおすすめします。
ポイント③粉骨のプロセスを確認する
粉骨を行う工程でしっかりとした手順を踏んでいるか確認しましょう。
作業を行う場所を見学できる場所も
粉骨を依頼する際に作業を行う場所を見学できる場合があります。
衛生的であるか、しっかりとした説明を受けることができるかなどを確認しましょう。
異物除去の取り組み
火葬をされた後のご遺骨の入った骨壺には、火葬の際に棺に使われていた釘や金具が混ざり込んでしまっていることがあります。
これらの異物は粉骨の際に取り除く必要があります。
特に、異物が混入していると手元供養や散骨を行えない場合もあるため重要です。
異物を取り除くための工夫がしっかりと行われているかなども確認しましょう。
ポイント④粉骨業者への口コミを参考にする
検討している業者の情報が足りない時には、口コミを参考にすることも良いでしょう。
しかし、口コミは鵜呑みにしすぎず、適度に利用することが重要です。
口コミは必ずしもその業者の実態を反映しているとは限りません。
また、嫌がらせ目的で意図的に印象を悪くするような内容や、虚偽の情報が書き込まれていることもあります。
ポイント⑤費用とサービスの内容が適正か確認する
費用とサービスの兼ね合いに納得のできる業者を選択しましょう。
粉骨というサービス自体が日本ではあまり一般的ではないため、相場が分かりにくいのが現状です。
そのため、適正な価格なのかを判断することが難しい場合もあります。
複数の粉骨業者で見積もりをすることや、ご遺骨のことを他人に話すことに抵抗がなければ、粉骨を業者へ依頼したことのある方に相談してみても良いでしょう。
また、必ずしも費用が安ければ低品質で、費用が高ければ高品質であるとは限りません。
ただし、異常に費用が安い、高いなどの違和感を感じたときにはなぜその価格設定になっているのかの説明を受けるようにしましょう。
粉骨の費用についてさらに詳しく知りたい方は▷粉骨にかかる費用はどれくらい?自分で行う場合の金額や高額になるケースも紹介をご覧ください。
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粉骨業者を選ぶ際の注意点
多くの粉骨業者では真摯に対応をされ、適切な粉骨を行っています。
しかし、中には粉骨業の開業に届出や資格が必要ないことを背景に、悪質な業者、適切なサービスを提供できないような業者も存在します。
そうした業者を見分けるためのコツを2つご紹介します。
注意点①印象や態度が悪い業者は避ける
電話対応の際の印象や、故人を敬う態度があるか確認しましょう。
電話対応はお客様が初めてその企業と接触をする機会である可能性が高いため、電話対応でその企業の印象が決まってしまうこともあります。
そのため、どの企業においても電話対応に力を入れる事は当たり前に行われています。
したがって、電話対応などの対応の印象が悪い業者は、当たり前のことができない業者である可能性があります。
そうした業者では適切な処理や手順を踏んだ加工をしてもらえない可能性があります。
また、電話対応と同様に、故人を敬う態度の感じられない業者へ依頼をしてしまうと適切なサービスを受けられない可能性があります。
なによりも、故人を敬う態度のない業者に大切な方のご遺骨を預けたくないと考えるのは当たり前だと思います。
注意点②知識のない業者・法令を遵守していない業者は避ける
粉骨業を始めるために届出は必要ありませんが、規制は存在します。
法令や規制を遵守できない業者は避けましょう。
具体的には公式サイトに特定商取引法などの表示があるか、そういった規制への認識や知識がしっかりとあるか確認をしましょう。
また、多くの粉骨業者ではご遺骨を2mm以下の大きさを砕くことが一般的であるとされています。
これらの知識や認識をしっかり持ち合わせている業者かどうかを確認しましょう。
ブリーズガーデンの粉骨サービス
ブリーズガーデンでは粉骨サービスを行っています。
弊社の粉骨サービスでは手作業によって一柱、一柱丁寧に粉骨をしています。
そのため、異物が混入してしまうことや、他の方のご遺骨が混ざってしまう事はありません。
弊社ではご遺骨の状態や量に関わらず20,000円(税別)にて承っています。
粉骨サービスだけでなく手元供養や海洋散骨のサービスも行っています。
ブリーズガーデンの粉骨サービスについて詳しく知りたい方▷ブリーズガーデンの海洋散骨をご覧ください。
自分に最もあった粉骨業者を選ぼう
一度、粉骨をしてしまうとご遺骨を元の形に戻すことはできません。
焦らず、後悔のない選択をしましょう。
ご遺族の希望や供養方法をしっかりと把握した上で、自分と故人に最もあった粉骨業者や粉骨方法で適切に供養できるようにしましょう。
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