遺骨はどのような加工ができる?多種の加工品や費用など一気に解説
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遺骨を手元に置いておきたくても、そのままの状態で飾ることには抵抗がある方も少なくないでしょう。
骨壷に入れて飾るのも良いですが、洋風建築が主流となった今、インテリアに馴染まず悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
遺骨は、そのまま家に飾るだけではありません。
アクセサリーにして毎日身につけるという供養方法もあります。
遺骨の形を極力残すもの、粉骨して小さなケースや樹脂に入れるもの、遺骨の成分のみを使って宝石を合成するものなど、様々な方法があります。
本記事ではそれらの方法や完成までにかかる費用、時間、必要な遺骨の量など丁寧に解説していきます。
後悔無く遺骨を加工するために、ぜひ本記事をお役立てください。
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目次
遺骨の加工は手元供養のために
遺骨の加工は手元供養をするためにした方がよいでしょう。
遺骨をそのまま保管しておくとカビが発生したり、収納に困ってしまったりします。
そのようなことを避けるために遺骨の加工をおすすめします。
加工にはさまざまな種類がありますので、故人が喜ぶような加工の方法を探してみてください。
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遺骨の加工パターン
遺骨はさまざまな方法で加工することができます。
ここではみなさんにおすすめしたい加工方法をいくつか紹介します。
故人やご家族の意向にあった加工方法を探して供養しましょう。
遺骨をそのまま残す
遺骨はそのまま残すこともできます。
保管場所は仏間や供養スペースがあれば、遺骨を骨壺などに入れて保管するとよいでしょう。
遺骨をそのまま残す際の注意点
遺骨をそのまま残す際の注意点を紹介します。
- 暗めで風通しのよいところ
- 直射日光の当たらないところ
- 結露を防ぐ
暗いところに置くと骨壺の中と外の温度差が低くなり、結露がしにくくなります。
また、風通しのよいところだと空気がこもらず湿気を逃がすことができます。
日光により骨壺の外側の温度は上がりますが、内側は温度が上がらずこの温度差によって壺の内側で結露してしまい、カビが発生してしまう原因になります。
したがって、直射日光の当たる場所での保管は控えましょう。
結露は骨にカビが生えてしまう可能性がありますので、骨壺の中に吸湿剤や乾燥剤を入れておくことをおすすめします。
粉骨して加工する
散骨して供養するという方法もあります。
最近では遺骨を自然にかえすという自然葬の価値観が広まりつつあります。
それにより、遺骨を粉骨して森林に撒いたり海に撒いたりすることが増えてきています。
しかし、散骨はどこでも行ってよいのではなく自治体などで決められている場所で行わなければなりません。
散骨を希望する場合は、散骨をお願いする会社や自治体にあらかじめ確認を取っておきましょう。
遺骨アクセサリー
遺骨をアクセサリーにして常日頃から持ち歩いて供養するという方法もあります。
遺骨をアクセサリーにすると、故人といつも一緒に日々を過ごせるという気持ちが強くなる方が多いです。
ペンダントトップに遺骨を入れる
ペンダントトップとは、チタンやステンレスでできた小さなケースのことです。
そのペンダントトップに粉骨した遺骨を入れて供養するという方法です。
費用
費用はかなり幅があります。
ペンダントトップは1〜10万円程度になることが多いです。
宝石の種類によっても値段が異なりますので、ご注意ください。
完成までにかかる時間
ペンダントトップの在庫があれば1週間ほどで届くことが多いです。
場所や在庫不足が原因で、商品の到着が遅れる可能性がありますのでご注意ください。
必要な遺骨の量
必要な遺骨の量はお米の粒で5〜10粒程ででき、かなり少量となっています。
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遺骨を宝石にする
遺骨を宝石にする方法もあります。
例えばアクセサリーにしたりオブジェにしたりなどです。
宝石はダイヤモンドやサファイヤなどからお好きなものを選ぶことができます。
遺骨ダイヤモンド
遺骨ダイヤモンドとは、火葬後の遺骨から炭素を取り出し、高温高圧をかけて人工的にダイヤモンドを生成することです。
天然ダイヤモンドとは生成過程が異なりますが、化学組成や硬度、輝きは天然のダイヤモンドと同じです。
炭素を取り出す過程で、ごくわずかに残った化学物質により青みがかったり、空気中の窒素によって黄色になるものがあります。
また、希望をすれば色をつけてくれる会社もあります。
費用
費用は0.2カラットで45万円程度、1カラットのものは200万円程かかります。
また、ジュエリー加工する場合には、7〜20万円程度の加工費用が追加されます。
この価格は、生成するダイヤモンドの大きさやカット方法、個数によって異なりますのでご注意ください。
完成までにかかる時間
完成までにかかる時間はだいたい6ヶ月程です。
会社や製造場所によって異なりますのでご注意ください。
必要な遺骨の量
遺骨ダイヤモンドに必要な遺骨の量は、会社によってさまざまですが70〜400グラム程度です。
少ない場合には、古い遺骨からも作製できます。
エターナルプレート
エターナルプレートとは、故人の遺骨そのものでお作りするプレートです。
衛生的で強度、耐火性、耐食性に優れ、暖かみのある質感に仕上がっています。
シンプルなデザインなので、自宅のどこに飾っても違和感がありません。
また、専用の桐箱に収めた状態で立てかけることができます。
少量の遺骨から
遺骨は最大で400グラム程度ですが、少量しかない場合でも作製することができます。
納期は遺骨を預けてから2〜3ヶ月前後で手元に届きます。
手元に置ける小さなお墓
手元供養は、ご自宅で骨壷だけでなくアクセサリーなどに遺骨を加工するなどして故人を供養することができます。
また、骨壷として遺骨を手元に置いておくのではなく、お墓として置いておく選択肢もあります。
小さなお墓KOBO
小さなお墓KOBOは手のひらに収まるサイズのガラス製のお墓です。
有名なクリエイターの作成による暖かみのあるデザインが特徴的で、インテリアにも馴染みやすく暮らしの中で故人の存在を感じやすい手元供養品です。
小さなお墓KOBOについてさらに詳しく知りたい方は▷小さなお墓KOBOをご覧ください。
まとめ
本記事では、遺骨をインテリア雑貨やアクセサリーとして加工する方法をご紹介しました。
永久性や強度、純度にこだわるなら遺骨ダイヤモンド、費用を抑えるならペンダントトップや麗石、お部屋に飾りたいならオブジェや骨壷、お墓といったように、方法はたくさんあります。
自分に合った方法で、遺骨を身近に感じられるといいですね。
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