火葬場に入れる人と入れない人の違い|風習や慣例について解説

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火葬場はご遺体をあの世へおくる厳粛で神聖な場所であり、古くから伝わる風習や言い伝えなどがあるため、注意点や知っておくべきことがたくさんあります。

特に、火葬場では故人と縁の深い親族や友人の方が集まる場なので、雰囲気にあった立ち振る舞いが必要不可欠です。

この記事では、火葬場に入れない人はどんな人なのか、火葬場でのマナーなどについて徹底解説します。

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火葬場に入れる人と入れない人

火葬場はご遺体をあの世へおくる厳粛で神聖な場所です。

そのため、火葬場に入る人が限られることがあります。

これは、火葬場に入ることを禁止されているわけではありませんが、地域の風習などで行くべき人と行かない方がいい人が慣例として分けられているということです。

ここでは、火葬場に入らないほうがいい人とそれぞれの理由について説明します。

高齢者や体が弱い人

高齢者や体の弱い方は、火葬場に行かないほうがいいと言われています。

近年、火葬場は整備されて綺麗になっている場所が多いですが、冷暖房が備わってバリアフリーに考慮した施設は限られます。

また、一般的な火葬場は市街地から離れていることも多いです。

そのため、体調が悪くなりやすい方は体調が悪くなってしまったときのことを考慮して、火葬場に行かない方がよいでしょう。

故人の親戚ではない人

一般的に、葬儀は故人とお別れをする場・火葬場は故人が旅立たれる場というように分けられています。

そのため、故人を見送る場である火葬場には基本的に親族以外の人間が入るのはマナー違反です。

ただし、親族の方からの強い要望があった場合などは、一緒に故人を見送ることがマナーになります。

妊娠している人

妊娠している方は言い伝えや風習によって、あまり火葬場にはいかないほうがよいとされています。

昔の火葬場は設備が整っていなかったため、荼毘にふされる故人の姿が直接見えてしまっていました。

そのため、そのような辛い光景を新しい命を身に宿している妊婦には見せてはいけないという配慮から、「火葬場に入った妊婦の赤ちゃんにはあざが出る」「葬儀に出た妊婦は憑かれる」などの言い伝えが生まれました。

現在の火葬場はよく整備されていることが多いので、故人が荼毘に付されている姿は見ることはありませんが、辛い光景であることには変わりありません。

今でも妊婦が火葬場に行くことは止められることが多いようです。

故人の親や子供を亡くしたばかりの人

昔は故人が荼毘に付されている様子が直接見えてしまっていました。

そのため、故人の親や子供を亡くしたばかりの人にとって過酷すぎるという配慮から、慣習や言い伝えとして火葬場に行くのは控えたほうが良いとされていることがあります。

一説では、子どもが親より先に死ぬのは親不孝であるので、そのような子どもの葬儀に親は出席しなくてもよいという言い伝えも存在します。

現在では、両親の意思で火葬場でお別れをすることができます。

どうしても参加したい場合は遺族に相談する

親族ではなくても、親友・恩師・教え子などの故人に対して強い感謝の気持ちや大切な思いを感じている方は、親族の方からの許可を得たうえで火葬場に入ることができます。

故人の親族の方に火葬場に行きたい理由と意思をしっかり伝えて、許可を得てから火葬場に同行しましょう。

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火葬場でのマナーや注意事項

火葬場でのマナーや注意事項として、写真撮影禁止・声を抑えて静かに過ごす・火葬場への移動マナーが挙げられます。

ここでは、火葬場でのマナーや注意事項について詳しく説明します。

写真撮影は禁止されている

火葬場は神聖な場所であり、故人との別れを悲しんでいる遺族の方がたくさんいらっしゃいます。

そのため、ほとんどの火葬場では雰囲気を壊さないようにするという目的で、写真撮影が禁止されています。

故人とのお別れの瞬間を記録しておきたいという気持ちもあるかもしれませんが止めておくのが賢明です。

声を抑えて静かに過ごす

ご遺体を火葬するには1〜2時間かかり、参列者はその間、控室で待つことになります。

控室では、おしゃべりをしたりお茶やお菓子を食べたりして過ごしてよいのですが、大きな声で話したり笑ったりしてはいけません。

控室では、故人との思い出などをゆったりと話し合うなどして静かに過ごしましょう。

火葬場への移動時のマナー

霊柩車や寝台車に乗らない親族の方は、ハイヤー・タクシー・マイクロバスなどに分乗しますが、故人との関係性によって乗る順番が決まっています。

霊柩車や寝台車には喪主や葬儀社の担当者、第1号車には僧侶や遺影をもった遺族、第2号車には故人と血縁関係が近い順に乗車し、最後には友人などが乗車します。

火葬の流れ

火葬の流れを事前に把握しておくことで、きちんとした振る舞いをとれるようになります。

ここでは、火葬の流れについて詳しく紹介します。

葬儀・告別式を終えた後に出棺

葬儀や告別式を終えて、葬儀場からご遺体を火葬場へと出棺します。

出棺時には、喪主が位牌、故人と縁の深い位牌を手にします。

火葬場に同行しない場合は、故人とのお別れになるので喪主から参列者の方へ挨拶やお礼を伝えます。

火葬場への移動

ご遺体を火葬場へ搬送し、火葬場へ同行する人も一緒に移動します。

霊柩車・寝台車には、喪主や葬儀社の担当者が乗り、そのほかの親族はタクシーやマイクロバスなどに乗ることが多いです。

火葬許可証を提出

火葬するためには、自治体が発行した火葬許可証を提出することが必要になります。

市町村の役所で発行してもらうことができるので、なくさずに火葬場へ持参してください。

ただし、この業務はほとんどの葬儀社で代行してくれるので、葬儀担当者に確認しておくとよいでしょう。

「納めの式」を実施

ご遺体を火葬する前に、火葬炉の前で納めの式という故人とご家族がお別れする儀式があります。

火葬炉の前に祭壇を設置して、僧侶の方に読経や焼香をおこなってもらい、その後順番に遺族や友人の方が焼香していきます。

火葬

お棺が火葬炉の中に納まると、ご遺体の火葬が始まります。

その間、ご遺族や友人の方は控室に移動して待機します。

飲食をしたり歓談したりして穏やかに時間を過ごしましょう。

骨上げ

火葬が終わるとアナウンスがかかることが多いので、全員で拾骨室に移動し、ご遺骨を骨壷に移します。

この時、2人一組で長い箸を使ってお骨を拾い上げる骨上げという儀式をおこないます。

骨あげの際、ご遺骨をすべて収骨するのか一部を収骨するのかについては、地域によって異なるので注意しましょう。

埋葬許可証を受け取る

火葬が終了すると、火葬場に提出していた火葬許可証が、火葬済の印が押されて返却されます。

これが埋葬許可証になり、埋葬許可証がないとお墓への埋葬ができないので紛失しないように気をつけましょう。

骨壷を持ち帰る

ご遺骨を収めた骨壷は喪主が自宅に持って帰ります。

ただし、骨壷は陶器製であることが多いので割れないようにしっかりと持っているようにしましょう。

火葬場に行ってはいけない人を把握してマナーをしっかり守れるようにしよう

火葬場に行ってはいけない人の特徴として、言い伝えや風習が理由になっていたり火葬に関するマナーを遵守するためだったりと、さまざまな理由があります。

火葬場は厳粛で神聖な場所であるので、マナーや慣習を守って火葬場の雰囲気にふさわしい振る舞いができるように気をつけましょう。

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