お墓にはどのような種類がある?特徴や選び方も解説
近年、供養の形態は多様化を続けています。
従来、「お墓」と言われて想像するものは墓地に建てられたお墓出会ったと思います。
しかし、ここ数年でさまざまな様式のお墓が登場し、これまでの供養に悩みを抱えていた方の選択肢が増えるようになりました。
そこで、この記事では近年注目される機会が増えてきたさまざまなお墓の種類を紹介します。
また、種類ごとの特徴だけでなく向いている人の特徴も解説します。
お墓選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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目次
お墓の種類
「お墓」に対して「墓地に建っている石でできた大きなお墓」という印象を抱いている人も多いのではないでしょうか。
しかし、近年では供養の形は多様化しており、従来の供養だけでなく多様な様式の供養が行われています。
そこで、ここではお墓の種類を幅広くご紹介します。
従来の供養だけではなく、注目される機会の増えている新たなお墓の様式についても解説します。
一般墓
一般墓とは、お寺や霊園の墓地に設けられているお墓を指します。
ご遺骨を納める「カロート」と呼ばれるスペースにご遺骨を納めて供養します。
また、お墓のある霊園や墓地の宗教・宗派によって異なる場合もありますが、多くの場合は故人の命日から一定の期間を迎える命日ごとに法要という供養を行います。
従来の一般墓は直方体のお墓が建てられることが大半でしたが、近年では故人の思い入れのあるものや故人にゆかりのある物を模した「デザイン墓石」を建てる方も増えてきています。
日本では古くから存在するお墓の様式であり、「お墓」と聞いて最もイメージする方の多い供養なのではないでしょうか。
樹木葬
樹木葬とは、一般墓と同じように故人のご遺骨を埋葬し墓石の代わりに樹木を植える供養のことです。
一般墓は代々受け継がれることが多いですが、樹木葬は一代限りの供養であることが多いです。
また、お墓によっては供養を行う期間が決まっており、供養が終了すると他の方のご遺骨と同じお墓へ納骨される「合祀」が行われる場合もあります。
樹木葬は、ご遺骨を山へ撒いて供養する「山林散骨」を混同されやすい供養のひとつです。
どちらも「故人を自然に溢れる場所で送り出す」という点が共通しているため、同じ供養であると勘違いしてしまう方もいますが、この二つの供養は全く異なるものです。
散骨と樹木葬の違いについて詳しく知りたい方は▷散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説をご覧ください。
納骨堂
納骨堂とは、ご遺骨を骨壺に納めたまま屋内の施設で供養するお墓のことです。
一般的に、ご遺骨は火葬後に骨壺へ納められます。
納骨堂では骨壷にご遺骨を納めたまま、骨壷を納めるスペースが設けられているため、従来の供養と変わらず納骨ができます。
近年、注目される機会が増えてきましたが、実は納骨堂は古くから存在しています。
ただし、従来の納骨堂の役割は供養を行うための施設ではなく、役割は「お墓が建つまでの間に一時的に預かっていただくこと」でした。
そのため、納骨堂はご遺骨の適切な管理に長けている場合が多いお墓です。
永代供養墓
永代供養墓とは、お墓の管理やご遺骨の供養を霊園・寺院に管理していただくお墓です。
従来、「お墓は代々継承するもの」と考えられてきました。
しかし、近年では少子高齢化や都市集中型社会の形成などの加速を背景に、お墓を管理・継承することが難しく感じる方が増えるようになりました。
管理する方のいなくなってしまったお墓は「無縁仏」と呼ばれ、最終的には墓地や霊園によって撤去されてしまいます。
こうした社会情勢の変化を背景に、墓地や霊園にお墓の管理やご遺骨の供養をお任せできる永代供養が注目される機会が増えるようになりました。
手元供養墓
手元供養とは、ご遺骨を装飾品や置物へ加工して保管する供養のことです。
手元供養で作成される手元供養品の種類には、骨壺のイメージを覆す見た目を保つ「ミニ骨壺」、故人の存在をどこにいても感じることのできる「アクセサリー」、従来のお墓と同じように拝むことのできる「小さなお墓」などがあります。
手元供養品の種類についてさらに上シク知りたい方は▷手元供養品の種類や特徴を解説!全骨安置、分骨安置とはをご覧ください。
日本の一般的なお墓は宗教的な影響を受けることが多いと感じるという方もいるのではないでしょうか。
手元供養は宗教による考えで行う供養ではありません。
そのため、手元供養は宗教的な考えにとらわれずに行うことができます。
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お墓の種類ごとの特徴
ここでは、お墓の種類ごとの特徴だけでなく、それぞれのお墓に向いている人の特徴を紹介します。
それぞれの特徴を把握することで、自分にあったお墓を選択できるようにしましょう。
一般墓の特徴
ここでは一般墓の特徴を解説します。
従来の供養
従来の供養であるため、習慣やしきたりに則った供養を行うことができます。
お墓の供養では年配の方を中心に、従来の供養を推奨される場合が多いです。
こうした意見の背景には「これまで受け継がれてきたお墓を途絶えさせたくない」「お寺と築いてきた関係性を大切にしたい」といった考え方があるようです。
特に、お寺と一家の間には「檀家」という関係性が形成されていることがあります。
檀家とは、お寺を経済的に支援する家系のことで、檀家はお寺と同様に何世代にも渡って継承されている場合が多いです。
このように、檀家の関係を重視したいという強い思いから従来の供養に対するこだわりを保つ方もいます。
こうした、しきたりや習慣を最も重視したいという考えを保つ方には一般墓が向いていると考えることができるのではないでしょうか。
墓じまいを行わなければならない可能性がある
一般墓は墓じまいを行わなければならない可能性があります。
「高齢でお墓を管理することが難しくなった」「お墓を継承する人がいなくなってしまった」といった事情を抱えている場合にはお墓を畳む、墓じまいを行う必要に迫られる場合があります。
特に、近年はこうした事情や悩みを抱える方も増えており、墓じまいを検討される方は増加傾向にあります。
そのため、一般墓を建てる場合にはお墓の跡取りの心配がない方が向いていると言えるのではないでしょうか。
特に、お墓の跡取りの候補に娘しかいない場合は後継に関して不安を感じる方もいます。
娘がお墓を継ぐことに関する疑問や方法について詳しく知りたい方は▷娘しかいない場合でもお墓を継ぐことはできる?方法を解説をご覧ください。
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樹木葬の特徴
樹木葬の特徴を解説します。
樹木葬は散骨などの供養と似ており、混同もされやすい供養のひとつですが、しっかりと特徴を把握することで自分に向いた供養であるか見極めましょう。
自然の中で送り出せる
樹木葬は森や丘など緑に溢れた場所で供養を行うことができるため、自然の中で故人を送り出すことができます。
近年では都市部の墓地で納骨をされることが増えてきましたが、都会の喧騒から離れて穏やかな気持ちで故人と向き合いたいと考える方もいます。
樹木葬は森や丘、緑地など、都市部の中であっても緑の溢れた場所に所在することが多いため、比較的静かな環境で落ち着いて故人と向き合うことができます。
また、山や森などを切り崩すことなく手付かずの土地をそのまま使う場合もあり、自然環境に配慮して供養を行うこともできます。
これらの特徴より、樹木葬は故人を静かな自然の中で送りたいと考える方に向いていると言えます。
納骨堂の特徴
納骨堂の特徴を解説します。
永代供養と共通する点もあり、しっかりと特徴を把握することが重要です。
お参りがしやすい場合が多い
納骨堂は他のお墓に比べてアクセスのしやすい場所に所在する場合が多いです。
一般墓の場合、墓地が地方にあり「遠出をする時間を確保しにくい」「なかななか頻繁にお参りに行くことが難しい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
「納骨堂は駅から近い」「主要駅からアクセスしやすい」「24時間お参り可能」などのお参りがしやすくなる工夫を施されている場合が多いです。
これらの点から「忙しくてなかなか遠出できない方」「頻繁にお参りしたい」と考える方に向いている供養と言えるのではないでしょうか。
永代供養墓の特徴
永代供養墓の特徴を解説します。
これまでの供養の方法を踏襲しながらライフスタイルに合わせた供養ができます。
自分の望む供養にマッチするかをしっかりと思料しましょう。
供養のプロに任せることができる
永代供養の最も大きな特徴は、お墓の管理や供養をプロであるお寺の職員の方へ任せることができるという点です。
一般墓ではお墓の清掃などの管理の他に、故人の命日を迎えるごとに年忌法要を行います。
これらのお墓の継承に必要な管理や法要は、「後継者がいない」「管理する人が高齢化した」などの理由で難しくなる場合があります。
そのため、お墓を持ち続けることが難しく感じる方は供養のプロへ任せることのできる永代供養墓が向いていると言えるのではないでしょうか。
手元供養墓の特徴
手元供養墓には従来のお墓の印象を覆すような特徴が多く含まれます。
手元供養に興味のある方はぜひ参考にしてください。
いつでもお参りができる
手元供養品は従来のお墓とは異なり、自宅にお墓を設けることができます。
そのため、いつでもお墓参りを行うことができます。
また、お墓やご遺骨の管理を行うハードルも低いため、自分のライフスタイルに合わせて自由に供養を行うことができます。
一見してお墓であると思わせないデザイン性に優れた手元供養品も多く存在するため、リビングやベッドサイドなどの生活圏において供養を行うこともできます。
これらの点から、手元供養はいつでも故人の存在を感じていたいという方に向いており、さまざまなライフスタイルに合わせた供養を行うことができます。
自宅に設けるお墓は「自宅墓」と呼ばれます。
従来、お墓は墓地にあることが一般的であったため、自宅墓についてわからないことが多いという方もいると思います。
自宅墓について詳しく知りたい方は▷自宅墓とは?種類やメリット・デメリットから建てた後の流れも解説をご覧ください。
お墓の種類ごとに注意が必要な点
ここではお墓の種類ごとに知っておくべき注意が必要な点を解説します。
事前に注意点を把握しておくことで後悔すること無いようにしっかりと把握しましょう。
一般墓
従来より多く行われている一般墓ですが、実は注意が必要な点もあります。
石材店指定制度に留意する必要がある
一般墓は「石材店制度」という決まりに注意をする必要があります。
この決まりは墓石などの施工を行う業者である石材店をお寺が指定する決まりです。
主に、墓じまいの際に「希望の石材店に依頼することができない」「相見積もりを行うことができなかった」などの不満を抱えてしまうことがあります。
事前に石材店制度について理解することや、お墓を建てる墓地やお墓のある墓地に指定石材店制度があるのかを確認することが重要です。
指定石材店制度についてさらに詳しく知りたい方は▷墓じまいのトラブルは解決できる!【実例あり】対処法を解説をご覧ください。
樹木葬
樹木葬は自然に溢れた場所で故人を送ることができる反面、ライフスタイルによってはあまり適さないかもしれない特徴も持っています。
樹木葬を検討している方は十分に把握するようにしましょう。
アクセスが悪い場合がある
樹木葬を行うことのできるお墓はアクセスの悪い場所にある場合があります。
自然に溢れたお墓である反面、都市部から地理的に離れており、頻繁にお参りを行いたいと考える場合には向かないこともあります。
お墓が山間部にある場合はアクセスがあまりよくなく、時間の余裕が無い場合にはお墓参りを難しく感じることがあるかもしれません。
また、近年では樹木葬の人気が高まっており、中には高い倍率が発生するお墓もあります。
樹木葬を検討する際には、事前にお墓からの地理関係を把握することや納骨が可能であるかを確認することが重要です。
納骨堂
納骨堂は屋内で拝むことができるため、天候の影響などを受けないという利点がありますが、実はお参りを行う環境に注意が必要なことがあります。
プライベート空間の確保が難しい場合がある
納骨堂はお参りをする際に、プライベートな空間を確保することが難しい場合があります。
特に、「集合型」と呼ばれる、他の方のご遺骨と合わせて納骨を行う場合は個別の礼拝スペースではなく共用スペースが設けられている場合があります。
共用の礼拝スペースでは他の方への配慮も必要なため、中には「十分に思いを伝え切ることができなかった」と感じることもあるかもしれません。
永代供養墓
供養や管理をプロへお任せすることのできる永代供養墓ですが、形態によっては注意が必要なこともあります。
合祀墓の場合はご遺骨を取り出すことができない
他の方のご遺骨と一緒に供養を行う「合祀墓」の場合は一度納骨を行うと、ご遺骨を再び取り出すことが難しい場合があります。
一度、合祀型の永代供養墓へ納骨したものの取り出したいと感じた場合は後悔してしまうことがあるかもしれません。
また、合祀型のものでなくても、永代供養墓には供養を行う期間が決まっている場合が多いです。
供養の期間が過ぎると最終的には合祀をされます。
そのため、永代供養墓は納骨を行う際に事前に、納骨の形態や供養の期間を確認することが重要です。
手元供養墓
手元供養墓はこれまでの供養と異なり柔軟な供養を行うことができます。
しかし、中には手元供養墓を作る際に困ってしまう方もいます。
種類が豊富であるため作製業者選びが大変
手元供養墓品は「ミニ骨壷」や「写真立て」「ぬいぐるみ」などの置物タイプのものから「指輪」「ネックレス」などアクセサリー様式のものまで種類が豊富です。
そのため、中には種類が多く、選ぶ際に困ってしまうという方もいます。
手元供養は宗教的な考えに基づいて行うものでは無いため、自分の好きなものを選ぶことが重要です。
しかし、周りの方の意見など、多くの考え方を踏まえると余計にわからなくなってしまうことがあります。
手元供養品選びに困った場合には実際に手元供養品を見ることで、供養を行うイメージをしてみると行うと良いのではないでしょうか。
手間のかからない手元供養ならKOBO
手間のかからない供養なら小さなお墓KOBOがおすすめです。
小さなお墓KOBOはガラス製の小さなお墓で、一見してお墓を思わせない温かみに溢れています。
著名クリエイターによってデザインされたお墓は、リビングやベッドサイドにおいても違和感を感じず、生活の中で故人の存在を感じることや故人へ想いを馳せることができます。
小さなお墓KOBOを作製しているブリーズガーデンは自社内に工房を有しており、一貫してお客
様の供養をサポートさせていただくことが可能です。
豊富な経験と実績を生かし、お客様一人一人にあったご提案・ご助言をさせていただくことができます。
小さなお墓KOBOやブリーズガーデンについてさらに詳しく知りたい方は▷KOBOについてをご覧ください。
お墓の種類は増えている!自分にあったお墓を探してみて
近年の供養の多様化はお墓の選択肢を広げています。
少子高齢化や都市集中型社会形成の加速といった社会情勢の変化を背景に、従来の供養の形に縛られない自由な供養を検討する方が増えています。
自分にとってどのような供養が最も向いているのかを検討した上で選ぶことが重要です。
最も理想の供養を選択することは自分達だけでなく、故人様にとっても喜ばしいことなのでは無いでしょうか。
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