手元供養のメリットとデメリット 事前に把握して適切に供養しよう

手元供養とは、従来のご遺骨をお墓へ埋葬する供養とは異なりご遺骨をアクセサリーや置物などの形で遺すという供養の形で、近年、注目されている供養の方法です。

新たな供養の方法であるからこそ、手元供養をするメリットやデメリットについてあまりよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな手元供養のメリット・デメリットを詳しく解説します。

手元供養を検討されている方は是非参考にしてください。

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手元供養とは?

手元供養とは、ご遺骨をアクセサリーや置物といった形に残して供養をする、新しい供養の方法です。

日本において供養はお墓や霊園へ供養することが一般的ですが、お墓や霊園への供養にはない多くのメリットが存在するため注目されています。

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手元供養のメリット

手元供養には様々なメリットが存在しますが、今回は大きなメリットを5つご紹介をします。

メリット①故人を身近に感じることができる

ご遺骨をお墓や霊園へ供養をされた後では、日常的に故人を感じることは難しくなると感じる方もいらっしゃると思います。

お墓が遠方にある場合や忙しくてお墓参りにいけない場合には、故人を常に身近に感じることが難しく感じることもあります。

アクセサリーなど持ち歩くことのできる供養品へ加工をすれば、どこにいても故人を感じることができるようになります。

また、お寺や霊園へお墓参りをする際はお寺や霊園、地域の決まりやしきたりを守る必要があります。

手元供養ではそうした宗教観に縛られることなく自分なりの表現で故人を弔うことができます。

手元供養は方法によって、納骨したご遺骨の一部を使用することも可能です。

お墓と手元供養を同時に行うことができるため、お墓に埋葬できないということはありません。

メリット②お墓を作る場合と比べて費用が抑えられる

ご遺骨をお墓へ供養するためには主に、墓石の石材代や施工費、永代使用料、年間管理費が必要となります。

永代使用料とは、お墓を建てた土地を永代に渡って使用する権利を得るために払う費用です。

地方では20万円程度から使用できる地域も存在しますが、都内の霊園の永代使用料は高額となる場合が多く、一般的には100万円以上が相場とされます。

特に人気の高い霊園は永代使用料も高額で1000万円以上となる場合もあります。

手元供養ではこれらのお墓を建てるために必要な費用がかかりません。

メリット③お墓の管理が楽になる

故人の墓石の清掃、お墓周りの草むしりといった維持管理は、お墓参りに訪れたご遺族や親族が行うことが多いです。

そのため、お墓が遠方にある、管理をされる方が高齢などの場合には、頻繁に訪れて管理をすることが難しく感じる場合があります。

また、管理を怠る、管理費の支払いを滞納し続けてしまうなどの行為をしてしまうとお墓が撤去されてしまうといったトラブルに発展してしまうこともあります。

手元供養であれば、ご遺骨が自宅や手元にあるため、そうしたお墓の管理を行う必要がありません。

メリット④保管場所に困らない

手元供養品には小さなサイズのものが多いため、仏壇を置くスペースがないといった場合でも保管場所に困りません。

また、ご遺骨を骨壺などで保管する場合は湿度の管理が難しく、カビが生えてしまうこともあります。

特にお墓で保管されている場合には雨水が入り込んでしまったなどの原因で、ご遺骨が傷んでしまうこともあります。

手元供養品ではご遺骨をガラスの中に密閉をする、樹脂の中に固めるといった方法で保管をする場合が多いため、ご遺骨の状態を気にする必要もありません。

メリット⑤明るく部屋を彩ることもできる

手元供養品は部屋を彩る装飾品になることもできます。

一般的な仏壇では圧迫感を感じる方や、骨壺で保管される場合に来客時の人目が気になるという方もいらっしゃると思います。

手元供養品にはデザイン性が高くインテリアに馴染むものが多いため、圧迫感が少なく来客時の人目も気になりにくいです。

インテリアとしても馴染みやすい手元供養品を検討されている方には、小さなお墓KOBOがおすすめです。

小さなお墓KOBOはガラス製の小さなお墓で、著名クリエイターにより一つ一つ手作業によって作られています。

デザイン性が高いため装飾品としてインテリアになじむことのできる手元供養品です。 小なお墓KOBOについて詳しく知りたい方は小なお墓KOBOについてをご覧ください。

手元供養のデメリット

手元供養には様々なデメリットが存在しますが、今回は大きなデメリットを5つご紹介をします。

デメリット①周囲の理解を得るのが大変な可能性がある

手元供養が新しい供養の形であることから、ご遺族や親族の方など周囲の方から理解を得にくい場合もあります。

特に年配の方の中には、手元供養は「違法である」「縁起が悪い」という誤った思い込みから抵抗を感じ、反対をされる方もいらっしゃるようです。

そうならないためにも事前にご遺族や親族としっかりと話し合うことをおすすめします。

手元供養を誤った思い込みにより反対されてしまった際には「違法ではない」「縁起が悪いことではない」ということを理解してもらうことが重要です。

手元供養を良くないと思われてしまう理由や対処法について詳しく知りたい方は手元供養は良くないこと?良くないと言われる理由や対処法を徹底解説をご覧ください。

デメリット②お墓と比べて他の人がお墓参りしにくい

遠縁の親族や故人と親しかった友人が、お墓参りをしにくいと感じることがあります。

手元供養は、故人のご家族や近しい親族の方の元で供養をされることが多いです。

そのため、手元供養をしている方とあまり親しくない方がお墓参りをしたいと考えた場合、他人の家へ上がる必要があるためお墓参りをしにくいと感じる方がいらっしゃる場合もあります。

手元供養をされる方とあまり面識のない方が葬儀に来られた際には、手元供養を行うことが葬儀のタイミングまでに決まっていれば「お気軽にお越しください」「いつでもお待ちしております」などとお声がけをしてみましょう。

お墓参りにいらっしゃることに対するハードルを感じにくくなるかもしれません。

デメリット③管理ができなくなった場合の供養品の扱いを検討する必要がある

手元供養品を管理されていた方が亡くなってしまった場合など、手元供養をされている方が管理をできなくなってしまったときには供養品をどのように扱うのかということを検討しておく必要があります。

管理者がなくなってしまった場合は供養品とご一緒に棺に供養される、親族が管理するなどの選択肢があります。

手元供養をされる際に、手元供養をした後のことも検討しておきましょう。

手元供養のメリット・デメリットを把握した上で自分に最も合った選択を

近年では、従来のお墓で供養をするという方法以外にも様々な供養の方法を選択することができます。

それぞれの供養におけるメリット・デメリットを理解した上で選択をしましょう。

手元供養の最も大きな特徴は、時と場所に関係なく故人を感じることができる点です。

お墓ではなく自分たちの暮らす日常のそばで故人を感じたい、故人と暮らしたいという方におすすめの供養の方法です。

最も自分、ご遺族にそして何よりも故人に納得してもらえる供養の仕方を選びましょう。

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