粉骨は良くないことではない!良くないと言われる理由や対処法
近年、供養の形が多様化していることに伴い、従来の一般的な供養であったお墓への納骨以外の供養の仕方が注目される機会が増えています。
その中で、ご遺骨を細かく砕く「粉骨」という言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
これまで粉骨は一般的に行われていなかったことから粉骨に対して
「縁起が良くないことなのではないか」
「法的に問題ないのか」
と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事ではそんな粉骨に対して、よくないと思われてしまう理由や良くないと思われないためのポイントについて解説します。
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目次
粉骨とは
粉骨とはご遺骨を細かく砕くことです。
供養の目的によって異なりますが、約2mm以下の大きさまで細かく砕かれることが一般的です。
粉骨は行う方法によって大きく、機械で行う場合と手作業で行う場合のふたつに分けることができます。
また、「粉骨は業者でないとできないのではないか」と考える方もいると思いますが、粉骨は自分で行うこともできます。
ただし、適切な大きさまで粉骨をすることやご遺骨に適切な処理が必要なため、経験や知識が豊富な業者へ依頼することをおすすめします。
粉骨についてさらに詳しく知りたい方は▷粉骨とは?メリットやデメリットから費用・注意点まで徹底解説をご覧ください。
粉骨はよくないことではない
粉骨はよくないことではありません。
粉骨に法的、宗教的問題はないためです。
現在の日本において、供養を目的とした粉骨自体を違法であるとする法令は存在しません。
また、多くの宗教において粉骨という行為自体をよくないと考えることはありません。
むしろ、供養の幅を広げることができるという点から、故人もご遺族も幸せになることができる尊い行いであると考える方もいるようです。
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粉骨はよくないと思われる4つの理由
注目されることの増えた粉骨ですが、やはり粉骨を「良くないことではないか」と考える方や、「良くないことだ」と言われることを恐れている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、粉骨が良くないと思われる主な理由を4つご紹介します。
理由①縁起が悪いと思われる
宗教上の考えから、粉骨は縁起が悪いのではないかと考える方もいるでしょう。
しかし、「粉骨はいけないこと」という教えを持つ宗教はないようです。
また、現代社会のマナーにおいて「粉骨は良くない」とはされません。
そのため、故人を弔う気持ちを持って行う粉骨は縁起が悪いことではありません。
もし、粉骨をすることに対して宗教的な考えによる不安な気持ちが消えない場合は、馴染みのある僧侶や神職の方など宗教の専門家へ相談すると気持ちも楽になるのではないでしょうか。
理由②違法だと思われる
粉骨では、ご遺骨を細かく砕くことから違法であると考える方もいるようですが、粉骨という行為自体は違法ではありません。
供養を目的にご遺骨を細かく砕く行為である、粉骨を禁止する法律は存在しないためです。
死体遺棄罪という法律では、ご遺骨やご遺体を壊すことを禁止していますが、供養を目的に故人へ対して敬意をもって行う粉骨にはこの法律は適用されません。
また、供養を目的とした粉骨を行って違法とされた例や摘発された例はないそうです。
ただし、粉骨を行った後にご遺骨を海や山へ撒く「散骨」を行う場合には、2mm以下の大きさまで粉骨しないと法律に抵触してしまう可能性があるという点には注意が必要です。
粉骨は自分で行うことも可能ですが、粉骨の経験がない方が2mm以下の大きさまで細かく砕くことは困難です。
もし、粉骨を検討している場合は粉骨を専門に行う会社へ相談することをおすすめします。
理由③ご遺骨を砕くことに抵抗を感じる
ご遺骨を細かく砕くという行為自体に抵抗を感じてしまい、粉骨をよくないと考える方もいると思います。
ご遺骨は多くの人にとって見慣れたものではないでしょう。
中には、「そもそもご遺骨を見ること自体に抵抗を感じる」という方もいます。
特に、小さなお子様を中心に「見ているだけで何となく怖い気分になる」「特に理由はないが落ち着かなくなってしまう」と感じる場合もあります。
粉骨は、しきたりや特定の意味合いに基づいて行われるものではないため、決まりはありません。
そのため、状況に応じて自由に形態を変えることができます。
ご遺骨を細かく砕くことや、ご遺骨そのものに抵抗を感じることから、粉骨を良くないと考える方がいる場合には無理に参加をさせる必要はありません。
代表者のみが粉骨を行うことができますし、業者によってはご遺骨の郵送サービスを行なっている場合もあります。
粉骨を検討しているが、ご遺骨に抵抗があるという方は粉骨業者へ相談してみてはいかがでしょうか。
理由④粉骨をした後の供養に反対される
粉骨をした後の供養の仕方が納得できないため、粉骨自体を反対されることもあるようです。
粉骨をされる方の多くは、ご遺骨を海や山へ撒く「散骨」やアクセサリーや置き物へ加工して手元で保管する「手元供養」を目的にされます。
故人のご家族やご親族の中には
「すべてのご遺骨を撒くのではなく、少しはお墓に残して欲しい」
「手元供養をいくつか作りたい」
と考える方もいると思います。
特に、故人やそのご家族がお寺から「檀家」と認識されている場合には、お墓じまいをすることに抵抗を感じることが多いです。
すべてのご遺骨を散骨することや手元供養をすることに抵抗を感じた場合には、ご遺骨を供養ごとに分ける「分骨」がおすすめです。
分骨を行うことで「供養の選択肢の幅を広げることができる」「多くの方に供養してもらえるようになる」といったメリットが生まれます。
分骨についてさらに詳しく知りたい方は▷分骨とは?分骨するときにかかる費用を項目別にわかりやすく解説をご覧ください。
粉骨が良くないと思われないための3つのポイント
ここでは粉骨が良くないと思われないための3つのポイントを解説します。
粉骨を検討しているが、周囲に反対されないか不安に感じるという方は参考にしてください。
ポイント①適切な大きさに粉骨をする
粉骨という行為自体を禁じている法律は存在しないため、粉骨に法的な問題はありません。
ただし、散骨を行う場合には適切な粉骨を行わないと「ご遺骨を置き去った」とみなされてしまい「墓地、埋葬等に関する法」や「死体損壊・遺棄罪」などの法律に抵触してしまう恐れがあるという点には注意しましょう。
違法な散骨とされないためには、ご遺骨を「ご遺骨であると判別できない大きさ」まで粉骨を行う必要があります。
一般的に、2mm以下の大きさまで粉骨を行えば違法とされることはありません。
ほとんどの粉骨業者では「散骨を検討している」と伝えれば、適切な大きさまで粉骨をしてくれます。
また、手元供養を検討している場合には、手元供養品の封入に必要な大きさを伝えれば適切な大きさまで粉骨をします。
粉骨の大きさにに不安を感じた場合には、粉骨を専門に扱う業者へ相談してみてはいかがでしょうか。
ポイント②遺族や親族の同意を得る
故人の遺族や親族の同意を得られないまま粉骨をしてしまうと、トラブルに発展してしまうことがあります。
一度、ご遺骨を粉骨すると元の形に戻すことができないため、周囲の方としっかり話し合って同意を得た上で行うことが重要です。
故人のためを思って採った行動が、親族間の関係に亀裂が入ってしまったといった事態にならないようにしましょう。
ポイント③条例や生活環境に注意して散骨場所を選ぶ
周囲の方の同意を得た上で適切な大きさまで粉骨をしたとしても、散骨に適した場所を選ばなければトラブルの原因となるだけでなく法令に違反してしまうことがあります。
散骨は違法な行為ではありませんし、後ろめたい行為ではありません。
ただし、中にはご遺骨を撒くという行為やご遺骨そのものに抵抗を感じる方もいます。
そのため、人目の気になる場所で散骨を行うことは好ましいとは言えないでしょう。
また、漁業や農業を行っている地域やレジャースポット、生活用水に用いられている水源地などに撒くことは絶対に避けましょう。
これらの場所で散骨を行うとトラブルに発展する可能性が非常に高いです。
自治体によっては条例で散骨を禁止している地域もあります。
散骨を行う際には事前に確認をした上で行うようにしましょう。
散骨に適した場所についてさらに詳しく知りたい方は▷散骨はよくないことではない!よくないと言われる理由と対処法を解説をご覧下さい。
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粉骨をすることに不安を感じたら
粉骨に関して不安に感じることがある場合は粉骨を専門に行う業者へ相談してみると良いでしょう。
ブリーズガーデンでは、粉骨サービスを行っています。
豊富な経験と実績を活かして、お客様ごとに合ったご提案をさせていただくことが可能です。
ブリーズガーデンでは、海洋散骨サービスと手元供養品の作成サービスも行っているため、粉骨から供養までトータルサポートさせていただきます。
また、ご遺骨の状態や量にかかわらず20,000円(税込)で承らせていただきます。
粉骨を検討されている方は是非一度お尋ねください。
粉骨は良くないことではない!自分にあった供養の選択を
粉骨はこれまであまり一般的ではなかったため、良くないことであると誤解されている方がいますが、本当はそんなことありません。
粉骨を行うことで供養の選択肢の幅を広げることができるため「散骨や手元供養をしたい」「ご遺骨の傘を減らしてコンパクトにしたい」といった希望を叶えることができるようになります。
ただし、一度粉骨をしてしまうと元に戻すことができないため、しっかりと話し合った上で行いましょう。
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