塔婆料とは?相場やマナー、封筒の書き方を解説

「塔婆料の相場ってどのくらい?」

このような疑問を抱いている人も少なくないと思います。

この記事では、塔婆料の相場やマナー、封筒の書き方を紹介します。

また、意識した方がよいポイントや知識も併せて解説します。

安心して故人を供養できるようにしていきましょう。

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塔婆料とは?

塔婆料(とうばりょう)は戒名や法要の名称など必要な事柄を塔婆に書いてもらったものを用意するためにお寺などに渡す金銭のことです。

つまり、塔婆の代金という意味になります。

塔婆料とお布施の違い

塔婆料は、お気持ちで料金を支払うお布施とは異なり、1枚いくらとあらかじめ寺院側が決めていることが多いです。

そのため、あらかじめ寺院に塔婆1本あたりいくらになるのか確認しておきましょう。

一方、お布施とは読経などの仏教的儀式をお願いする際に僧侶に渡す金銭のことです。

今は法事のときに、読経をしていただいた謝礼として金銭を渡すのが一般的です。

しかし本来の意味は謝礼ではなく、仏の道を進むにあたって悟りを開くために自ら実践する修行の1つとして興ったものです。

このお布施の金額は、施主側が決めることができます。

塔婆料はお布施とは別物ですので、混同してしまわないように注意しましょう。

また、それぞれ分けて包むようにしましょう。

こちらの記事では、お布施の相場やマナーについて詳しく紹介しています。

▶︎改葬の際にお布施はいくら必要?お布施の相場やマナーを徹底解説

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塔婆料の用意の仕方

では、塔婆料はどのように準備をするのがよいのでしょうか。

ここでは塔婆料の用意の仕方とそのときの起こりうる注意点も併せて紹介します。

封筒は不祝儀袋を使う

封筒は御塔婆料と印刷された不祝儀袋を使うようにしましょう。

不祝儀袋とは、弔事や法事の際に遺族などに渡す現金を包む封筒のことです。

香典袋と呼ぶ場合もあります。

宗派や地域、タイミングで使用する袋の種類などが異なるので、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

御塔婆料と書かれた不祝儀袋がない場合は、無地の白色の封筒を用いても失礼には当たりません。

このときに、郵便番号を記入する枠が印刷されたものは使用しないように気をつけましょう。

封筒の書き方のマナー

塔婆料の封筒の書き方やマナーについて解説していきます。

表書き

表書きは、薄墨ではない毛筆または筆ペンを使って「御塔婆料」、「塔婆料」、「塔婆代」と書きます。

このとき、塔婆料が入っていることが明確にわかるように、封筒の表、中央部のやや上に詰めて書くようにしましょう。

その下に、卒塔婆を立てる施主の名前を少し小さめに書きます。

複数人で立てる場合には、○○家塔婆建立者と記載し、建てた方の氏名の一覧を塔婆料と一緒に封筒に同封します。

中袋

塔婆料の中袋には、お願いした卒塔婆の本数分の金額を包んで、「金〇〇円」と封筒に包んだ金額を書きます。

お金の包み方は封筒の表から見て、お札を表(肖像画がある方)にして入れるのがマナーです。

お札は新札でも旧札でもよいとされています。

また、改ざんや捏造を防ぐために古くから使われている漢字(大字:だいじ)を用いて書きます。

例えば、次の表のように表します。

算用数字での表記 大字での表記
2,000円 金弐阡圓
3,000円 金参阡圓
5,000円 金伍阡圓
6,000円 金陸阡圓
7,000円 金漆阡圓
8,000円 金捌阡圓
10,000円 金壱萬圓
12,000円 金壱萬弐阡圓

4,9は忌み言葉に該当するため避けるようにしましょう。

裏書

封筒の裏側には、名前と住所を書きます。

このとき、名前は氏名をフルネームで記載し、住所も省略せずに書くと丁寧な印象が伝わります。

封筒の口は、中袋にお金を包んでいる場合は必要ありませんが、中袋がなく封筒に直接お金を入れている場合は、封筒の口を必ずしめるようにしましょう。

塔婆料は袱紗(ふくさ)に入れる

塔婆料は、直接手渡しするのではなく、お盆(切手盆)にのせて渡します。

しかし、お盆が無い場合には袱紗に包んで渡してもよいです。

袱紗で渡す場合には、前もって袱紗に塔婆料を包んでおき、僧侶に渡すときには拡げた袱紗の上に塔婆料が置いてある状態で僧侶に差し出します。

袱紗は、お金を納めた封筒(金封)の汚れや破損を防ぎ、丁寧な気持ちを示すものとして用いられています。

また、慶事で利用できる紫色が望ましいとされています。

塔婆供養を行う前に確認しておくこと

故人の命日やお盆、お彼岸に塔婆供養を行う方も多いのではないでしょうか。

塔婆供養を行う前に確認しておくことを紹介します。

塔婆を立てる宗派が浄土真宗でないかを確認

浄土真宗は塔婆を建てないのが一般的です。

浄土真宗では、人は亡くなればすぐに阿弥陀仏に導かれ、浄土へ行けるとされています。

よって、生きている人が亡くなった人のために功徳を積む必要はありません。

もちろん、地域や寺院によっては浄土真宗でも塔婆を立てる場合があるので、前もって確認しておきましょう。

塔婆が立てられるのか確認

お墓の地面がコンクリート等で、塔婆を差し込めない可能性があります。

そうなると、塔婆を直接立てるのが困難になってしまうことが多いので、塔婆立てを設けるなどの工夫が必要になる場合もあります。

お寺と日時を相談

塔婆に記載する内容には、塔婆を建てた日付が記されることと、塔婆自体の準備に時間を要するため、事前の相談が必要になります。

余裕を持って、寺院等に連絡をしておきましょう。

特にお彼岸やお盆は、お寺が忙しいので完成に時間がかかることが多いので意しましょう。

塔婆料と本数の相談

お墓に立てる塔婆の本数には決まりがありません。

希望すれば、施主のものだけでなく、遺族や親戚などでも立てることができます。

しかし、お墓の広さには限界があるのであらかじめ寺院に確認しておきましょう。

一般的に塔婆1本あたり2,000円〜10,000円の範囲で、その中でも3,000円〜5,000円のケースが多いです。

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塔婆供養の流れ

塔婆供養とは、故人の冥福を祈りお墓に塔婆を立てることです。

ここでは塔婆料を渡すタイミングや流れを解説します。

申し込み

はじめに、菩提寺(ぼだいじ)または法事をお願いする住職に依頼をします。

一部の霊園・墓地では塔婆の受付をしているところもありますし、インターネット上の通販サイトで購入することもできます。

僧侶の案内にしたがって塔婆を立てる

塔婆は、お墓参りをする際に、お墓の後ろや脇の塔婆立てに立てます。

多くのケースでは僧侶が立ててくれますが、施主が立てるよう指示されることもあります。

そのときには、僧侶の案内に従って塔婆を立てるようにしましょう。

塔婆が立て終わったら、お墓参りや短いお経で故人を供養します。

お墓参りや法要

お墓参りや法要を行う際に、お供え物やお花、ろうそく、線香の準備をしておきましょう。

このとき、供養での服装にも注意しましょう。

あまり派手な服やにおいの強い香水はつけていかないよう気をつける必要があります。

僧侶に塔婆料を渡す

法要などがすべて終了したら「塔婆供養いただきありがとうございます」などとお礼のあいさつを述べて塔婆料を渡します。

塔婆の処分

塔婆の処分に関しては、施主が決められます。

本来であれば、塔婆供養の次の日には処分してよいが、多くの人が「せっかくだから」といって塔婆を残しています。

なお、古い塔婆は、お寺に持参すれば供養してくれます。

まとめ

塔婆料について解説してきました。

塔婆料を包むときや渡すときのマナーを紹介しました。

正しい知識を身につけることで、安心して法要に臨めるでしょう。

また余裕を持って申し込みなどを行い、安心して故人を供養できるようにしましょう。

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