ご遺骨を別の骨壷に移し替えることはできる?方法、注意点を紹介
骨壷を長期間使用していると、骨壷が破損してしまうことやカビなどによって汚れてしまうことがあります。
また、分骨など骨壷を移し替える機会は少なくありません。
ご遺骨を別の骨壷に移し替える際、
「自分で移し替えることは問題ないのか」
「どうやって移し替えればいいのか」
など疑問や不安を抱くこともあると思います。
この記事ではご遺骨を別の骨壷に移し替える方法を解説します。
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目次
ご遺骨を別の骨壷に移し替えることは問題ない
ご遺骨を別の骨壷に移し替えることは、法的にも宗教的にも問題ありません。
ご遺骨を移し替える際は、ご遺骨に菌を付着させないことや空気に触れさせないことが重要です。
菌や酸素が存在する環境ではカビが生える恐れがあるためです。
ご遺骨にカビが生えると業者に依頼しても取り除くことが難しい場合があります。
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ご遺骨を別の骨壷に移し替える際に必要な物
ここではご遺骨を別の骨壷に移し替える際に必要な物についてご紹介します。
必ず必要なものではありませんが、適切な道具を使用して処置を行わないとカビの原因になることや床などに汚れが付着してしまうことがあります。
適切な道具を事前にしっかりと用意しておきましょう。
薄手の手袋
薄手の手袋はご遺骨を素手で触れないようにするために必要です。
人間の手にはミネラルや糖、タンパク質などが豊富に付着しています。
これらの栄養素は、カビに栄養を与えてしまうことがあります。
カビが生えたご遺骨は、業者に依頼しても取り除くことが困難です。
そのため、滅菌済みのゴム手袋や薄手の手袋を使うようにしましょう。
除湿剤
カビは温度が高く多湿な環境を好みます。
特に、好む環境は25〜28℃、湿度60%以上といわれています。
また、湿度が80%を越えると繁殖スピードが速くなる場合があります。
このような環境を避けるためには、除湿剤を使用することが有効です。
除湿剤は湿度を下げる効果があるため、カビが好む環境を避けることができます。
大きい紙
ご遺骨のサイズによっては、直接移し替えることが難しい場合があります。
そのため、新聞紙などの大きい紙が必要になります。
ご遺骨を紙に置く際は可能な限り早く別の骨壷に移動させるように心がけましょう。
ご遺骨が空気に触れる時間が長い場合、カビが生えることがあります。
カビは酸素が豊富な環境下では繁殖していきます。
はけ
粉末状になっているご遺骨は手で取り出すことは難しいです。
そのため、細かいご遺骨を別の骨壷に移し替える際は、はけを使用します。
はけには主に水性用と油性用があります。
水性用のはけは毛先が柔軟であるため、ご遺骨を丁寧に移し替えることができます。
ご遺骨を別の骨壷に移し替える手順
ご遺骨を別の骨壷へ移し替えることはあまり経験しないため、どのように移し替えれば良いのか分からず困ってしまう方もいらっしゃると思います。
ここではご遺骨を別の骨壷に移し替える際の手順をご紹介します。
これからご遺骨を移し替えることを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
①合掌をする
まずは合掌をしましょう。
酸素や湿気などが骨壷の中に侵入すると大切なご遺骨にカビが生える可能性があります。
そのため、合掌は骨壷を開ける前に行いましょう。
必要以上に骨壷を開けることは好ましくないとされます。
合掌は「故人へのご挨拶」「新しい骨壺へ引っ越すことを報告」といった意味を持ちます。
また、この他にも報告したいことがある場合は、合掌を行う際に報告しても良いでしょう。
②大きなご遺骨を移す
手で掴むことができるご遺骨から移し替えましょう。
大きなご遺骨は骨壷の上の方に存在する場合が多いため、移し替えることが円滑にできます。
容易に掴むことができるご遺骨は、別の骨壷に直接移し替えましょう。
移し替える際に、ご遺骨を落とす可能性があるため、一旦大きな紙などの上に置いてから移し替えると良いでしょう。
③小さなご遺骨を移す
大きなご遺骨を移し替えた後は、手で掴むことが難しいご遺骨を移し替えましょう。
別のご遺骨に移し替えることが難しい場合は、予め用意した大きな紙に置いてから移し替えると良いでしょう。
火葬されたご遺骨は乾燥しているため、力強く掴むと砕ける可能性があります。
そのため、手で掴むことが難しいご遺骨は割りばしなどを利用することで、取り出しやすい場合があります。
粉末状になっているご遺骨は、はけを使って移し替えましょう。
④合掌をする
全てのご遺骨を移し替え終わったら、合掌をしましょう。
最後に合掌を行う際は「引っ越しの終了」を報告しましょう。
最初の合掌と同様に、骨壷を閉めた状態で行います。
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ご遺骨を別の骨壷に移し替える際の注意点
ご遺骨を別の骨壷に移し替える際の注意点をご紹介します。
移し替える骨壷の大きさ
移し替える骨壷の大きさが、元の骨壷よりも小さくないか確認しましょう。
骨壷の一般的なサイズは5〜8寸といわれています。
それぞれの大きさは以下の通りです。
骨壷の大きさ | 高さ | 幅 | 奥行き |
---|---|---|---|
5寸 | 18.0cm | 15.5cm | 15.5cm |
6寸 | 21.5cm | 18.2cm | 18.2cm |
7寸 | 26.0cm | 22.0cm | 22.0cm |
8寸 | 29.0cm | 25.2cm | 25.2cm |
骨壷を移し替える際は可能な限り大きいサイズを選ぶと良いでしょう。
大きいサイズの骨壷の方が移し替えることが容易にできるためです。
骨壷には「ミニ骨壷」という手元供養品が存在します。
ミニ骨壷は通常の骨壷よりもサイズが小さい骨壷です。
そのため、ご遺骨を移し替える際に収まりきらない場合があります。
画像では、ミニ骨壷と通常の骨壷の違いがわかりにくいため、ネットなどで骨壷を購入する方は、ミニ骨壷ではないか注意しましょう。
古い骨壺を処分する方法
使用していた骨壷は不燃物として処分することができます。
ただし、処分する際は骨壷だと分からない程度に砕きましょう。
骨壷が廃棄されている様子を目にした方が誤解してしまう場合があるためです。
大切な骨壷を砕くことに抵抗を感じる方は業者に依頼することがおすすめです。
業者で処分する際に必要となる費用は1,000円程度と言われています。
骨壷に名前が入っている場合は、名前が判別できないように砕きましょう。
骨壷は丈夫にできているため、ハンマーなどの工具を使用して砕くとよいでしょう。
また、破片が飛び散らないように十分に注意して行いましょう。
骨壷以外の供養方法【手元供養】
ご遺骨を移し替える際は骨壷による供養だけでなく、手元供養もおすすめです。
手元供養とは故人のご遺骨や形見を手元で保管する供養であり、手元供養品は手のひらサイズの小さなものが多いです。
手元供養の種類を紹介します。
別の骨壷にご遺骨を移し替えることに負担を感じる場合は、ぜひ手元供養も検討してみてください。
写真立て
写真立ては故人の写真を眺めながら手を合わせることができます。
写真立てによる供養では、ご遺骨を写真立ての中に封入することもできます。
また、写真立ての素材の中に粉末状のご遺骨を封入した写真立てを作製することも可能です。
写真立ての費用は、10,000~30,000円程度といわれています。
ぬいぐるみ
粉骨したご遺骨をカプセルの中に入れ、カプセルをぬいぐるみに納めることができます。
骨壷には無機質なものが多く、人によっては抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
特に、小さなお子様は怖がってしまうことがあります。
ぬいぐるみにはさまざまな色や形があるため、一見してご遺骨が入っていると分かりにくいです。
お子様も親しみを持つことができるため、多くの方に弔ってもらうことができるでしょう。
アクセサリー
手元供養品のアクセサリーでは、ブレスレットやネックレスが人気です。
粉骨したご遺骨はブレスレットやネックレスの中に封入します。
アクセサリーの費用相場は10,000~50,000円程度といわれています。
故人の存在を常に身近に感じたい方におすすめです。
自宅墓
自宅墓とは従来のお墓を室内に置けるように小さくしたものです。
自宅に置くことができることから「宅墓」とも呼ばれます。
自宅墓の素材は石を用いたものやガラスを用いたものもあります。
ガラス製のお墓はデザインと独創性が優れているため、石でできた自宅墓よりも馴染みやすいです。
また、石と比べて重量が軽いため、簡単に移動させることができます。
ガラス製のお墓では小さなお墓KOBOがおすすめです。
小さなお墓KOBOでは、ガラス職人が1つ1つ手作りで作成しているため、1つとして同じものは存在しません。
インテリアとして馴染むことができるため、自分の好きな場所に置くことができます。
そのため、故人の存在を身近に感じることができるでしょう。
小さなお墓KOBOについて詳しく知りたい方は⇨ブリーズガーデン KOBOについてをご覧ください。
移し替えた際に残ったご遺骨の供養方法
移し替えた際に残ったご遺骨の供養方法についてご紹介します。
散骨
散骨とは粉骨したご遺骨を海や山、空といった自然の中に撒く供養です。
散骨ではご遺骨を自然の中に撒くため、継承者や残ったご遺骨の心配はありません。
ただし、散骨を行う際は、ご遺骨を手元に残すことは不可能であるため、家族などの身近な方と良く話し合った上で決めましょう。
散骨を業者に依頼する際に必要となる費用の相場は30,000円程度といわれています。
散骨を個人で行いたいと考えている方は▷散骨は自分でもできる!自分でできる散骨のやり方、注意点を解説をご覧ください。
永代供養
永代供養とは寺院や霊園が自分たちの代わりに管理する供養です。
永代供養を行う際に必要となる費用は50,000~300,000円程度です。
ご遺骨の管理を僧侶に任せることができるため、安心して預けることができます。
ただし、ご遺骨の供養や管理には期限が設けられている場合があります。
そのため、期限後のご遺骨をどのように供養していくのか、予め決めておくと良いでしょう。
ご遺骨は骨壷だけでなく手元供養品にも移し替えることができる
骨壷を個人で移し替えることはできます。
骨壷を移し替える方法は「合掌する」「大きなご遺骨を移す」「小さなご遺骨を移す」「合掌する」です。
ご遺骨を移し替える際は、可能な限り早く移し替えるようにしましょう。
大切なご遺骨にカビが生える恐れがあるためです。
ご遺骨を別の骨壷に移し替えるだけでなく、「写真立て」「ぬいぐるみ」「アクセサリー」「自宅墓」などの手元供養品に移し替えることもできます。
ご遺骨を手元供養品に移し替えた際にご遺骨が残った場合は「散骨」「永代供養」を検討しましょう。
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