粉骨するとカビが生える?大切な遺骨をカビから守る4つのポイント
「粉骨をしたら大切な遺骨にカビが生えてしまった!」
「粉骨をするとカビが生えやすくなるらしい!」
このような話を聞いて粉骨をためらっている方もいるのではないでしょうか。
確かに粉骨をすることで、ご遺骨にカビが生える原因を作ってしまったという事例もあります。
しかし、「ご遺骨にカビが生える原因」や「カビを防ぐためのポイント」などを理解してしっかり対策することで、大切なご遺骨をカビから守ることができます。
しっかりと粉骨後のカビについて理解して適切に対処できるようにしていきましょう。
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粉骨をするとカビが生える?
粉骨を行うと粉骨をする前に比べてご遺骨が水分を含みやすくなるため、カビが生えやすくなってしまいます。
しかし、適切な対策を行えば骨壺で保管しているときよりも、カビが生えにくい状態でご遺骨を保管することも可能です。
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ご遺骨にカビが生える主な原因
ご遺骨を粉骨した後にカビが生えやすくなってしまう代表的な原因を2つご紹介します。
原因①カビに栄養を与えてしまう
カビに栄養を与えてしまうと、ご遺骨にカビが生えやすくなってしまう原因になります。
ここでは、カビに栄養を与える原因となってしまう行為を2つご紹介します。
栄養を与えてしまう行為①骨壷を開ける
室内にはカビの原因となる胞子が多数、浮遊しています。
また、空気中に浮遊しているホコリやハウスダストには、同体積の室内空気に比べて100倍から1000倍のカビ胞子が含まれていると言われています。
ご遺骨が外気に触れてしまうとカビ胞子が付着する機会を与えてしまいます。
粉骨をされたご遺骨では粉骨をされる前に比べて表面積が増えているため、カビ胞子が付着してしまいやすいです。
骨壷などの密閉されていない容器でご遺骨を保管されている場合には注意が必要です。
骨壷などの容器で保管している場合では、なるべく不用意に骨壷を開けないようにしましょう。
栄養を与えてしまう行為②素手で触る
カビは多種多様な物質を栄養源とすることができ、他の細菌では栄養源にできないようなものも含まれます。
カビはミネラルや糖、タンパク質など、私たちが暮らす環境ではどこにでもありふれている物質を栄養としています。
これらの物質は人の皮膚に豊富に付着しているため、素手でご遺骨に触れるとカビに栄養を与えてしまうことになります。
ご遺骨に触れることは極力避けるべきですが、どうしてもご遺骨に触れなくてはいけない場合には滅菌済みのゴム手袋などを使うようにしましょう。
原因②カビが育ちやすい環境での保管
カビはどのような環境でも生えることができるわけではなく、育ちやすい環境が存在します。
ここでは、カビの育ちやすい環境を2つご紹介します。
カビの育ちやすい環境①温度が高く、湿度の高い環境
カビは温度が高く、湿度の高い環境を好みます。
カビは0℃〜40℃で生存することができますが、もっとも好む温度は25℃〜28℃とされています。
ご遺骨の表面の温度を25℃以下にすることでほとんどのカビの繁殖を抑えることができます。
温度が低ければ低いほど生存しにくくなり、凍結するような温度であればカビの生存に必要な水分がなくなってしまうため、一部のカビを除いてほとんどのカビの繁殖を防ぐことができます。
また、カビは水分の豊富な環境でしか生えないと思われていますが、他の微生物が生存できないような湿度の低い環境でも生えることのできるカビも存在します。
ただし、ほとんどのカビは湿度が約60%以下の場所では生存することができません。
カビの育ちやすい環境②酸素の豊富な環境
カビは人と同じように酸素のある環境でしか生存できない生物です。
カビは酸素を利用して生存に必要なエネルギーを作っています。
そのため、酸素のない環境ではエネルギーを作り出すことができないため繁殖しません。
酸素のない環境で保管することでカビの増殖を抑えることができます。
ただし、酸素のない環境では繁殖が止まりますが、死滅しているわけではありません。
そのため、再び酸素のある環境になってしまうと繁殖を始めることに注意が必要です。
カビの育ちやすい環境③異物が混ざっている環境
ご遺骨には火葬の際に釘や棺の金属などの異物が混入してしまっている場合があります。
ご遺骨に混入してしまった異物の多くは火葬や粉骨の際に取り除かれますが、中には異物が残ってしまうことがあります。
ご遺骨に混ざっている金属などの異物は、火葬によって焼却された際に酸素とくっつき酸化された状態になっています。
酸化された物質の存在する環境はカビの繁殖を促してしまいます。
異物は粉骨の際に確実に取り除きましょう。
粉骨をした後にカビを生やさないための4つのポイント
粉骨したご遺骨をカビから守るためのポイントは「遮断」「温度」「湿度」「酸素」の4つです。
この4つのポイントを守ればカビが最も嫌う環境を作ることができます。
そのため、粉骨をした後のご遺骨にもカビが生えません。
ここでは粉骨をした後にご家庭でできる対策をそれぞれのポイントごとに詳しく解説します。
対策①「遮断」ご遺骨を外部から遮断させる
ご遺骨にカビを生やさないためには、カビ胞子を付着させないことが重要です。
120℃で2時間以上加熱することや、紫外線や電子線などを照射することでほとんどカビを死滅させることができますが、これらの処理をご家庭で行うことは難しいです。
風通しの良い場所や天日干しにするとある程度のカビを死滅させることができるかもしれませんが、粉骨をしたご遺骨では風で吹き飛んでしまう可能性があるため、あまり現実的ではありません。
また、中にはこれほどの処理をしても生き残ってしまうほど丈夫なカビも存在します。
そのため、ご家庭においてカビを発生させないためには、ご遺骨をカビ胞子から完全に遮断させることが重要です。
密閉パックへ入れることや樹脂内へ封入することで外部との接触を遮断することができます。
対策②「温度」「湿度」 高温多湿な環境を避ける
カビの好む環境は高い温度と豊富な湿度です。
これらの環境を避けることでカビの繁殖を抑えることができます。
特に水が凍結するほどの低温では、カビが使うことのできる水がなくなってしまうため効果的です。
ただし、ご遺骨を保管する容器をあまりにも冷やしてしまうなど、室内との温度差を大きくしてしまうと結露の原因になってしまうため注意が必要です。
また、中には他の微生物では生存することができないほど乾燥した環境でも繁殖することのできるカビも存在するという点にも注意が必要です。
「押し入れや引き出しの中などの密室」や「窓際などの温度の変化が激しい場所」は避けて風通しの良い涼しい場所で保管するようにしましょう。
対策③「酸素」 酸素をなくす
カビは酸素がなければ生息することはできても繁殖することができません。
そのため、ご家庭でできるカビを生やさないための対策の中で、酸素のない環境を作ることは最も効果的と言えるでしょう。
酸素のない環境は密閉パックや脱酸素剤を使うことで作ることができます。
しかし、酸素のない環境では酸素は繁殖をしないだけで死滅したわけではないため、密閉パックを開けるなど再び酸素の存在する環境になると繁殖をはじめてしまいます。
絶対にカビを生やさないようにするためには開閉することのできない容器内へ保管する、樹脂に封入するなどして完全に密閉することが必要です。
ご遺骨を密閉パックで保管すると、カビの繁殖を抑えることはできますがどうしても質素で無機質な印象を受けてしまうことがあります。
そんなときは手元供養品であれば、ご遺骨をデザイン性の高いカプセルや密閉容器へ封入することでカビを防ぎつつ保管をすることが可能です。
粉骨後のご遺骨の入れ物について詳しく知りたい方は▷粉骨後の遺骨は何にいれる?入れ物の種類や状況別の選び方を徹底解説をご覧ください。
「ご遺骨にカビが生えるのを防ぎつつ、リビングや寝室などでインテリアに馴染むようなデザインでご遺骨を保管したい」という方には小さなお墓KOBOがおすすめです。
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そして、封入時に密閉されるため、温度や湿度を気にせずいつでも故人を感じることができます。
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適切な保管方法で、粉骨したご遺骨をカビから守ろう
幾つかのポイントを抑えることで粉骨をしてもご遺骨にカビを生えにくくすることができます。
適切な供養方法を選択することで、いつまでもご遺骨が綺麗なまま故人を感じることができるようになります。
もし、ご遺骨にカビが生えてしまうことを不安に感じる場合は、一度私たちにお電話やメールでお気軽にお問い合わせください。
一緒に適切な方法を考えて、ご提案させていただきます。
電話お問い合わせ▷0120-546-852
(365日24時間受け付けております。)
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