墓じまいと一緒にご遺骨を処分する方法は?代表的な供養や注意点
近年、「後継者がいなくなってしまった」「お墓を管理できる人がいなくなってしまった」といった悩みを抱える方が増えてきており、これらの悩みを解決する手段として墓じまいをされる方が増えています。
中には、墓じまいを行うと同時に納骨されていたご遺骨の処分を検討される方もいます。
ただし、これまで墓じまい自体一般的でなかったため、ご遺骨の処分の方法は特にわからないことが多いと感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事ではそんな、墓じまいの際に行うご遺骨の処分の仕方について徹底解説します。
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目次
墓じまいしたご遺骨を処分する時の注意点
墓じまいしたご遺骨を処分する際にはいくつかの点に注意しなければトラブルの原因となるだけでなく、条例や法律に触れてしまうこともあります。
ここではご遺骨を処分する際に注意するべき点を3つご紹介します。
法律や条例を遵守する
ご遺骨の処分は正しい方法で処分を行わないと、「墓地埋葬法」「遺体遺棄罪」などの法律や地域の条例に触れてしまうことがあります。
特に、ご遺骨の処分の方法として代表的な「散骨」は、適切な方法で行わないと法令に触れてしまう場合やトラブルの原因になってしまうため注意が必要です。
散骨はご遺骨を山や海へ撒く供養ですが、適切な粉骨を行わずに散骨してしまった場合は「ご遺骨を置き去った」とみなされてしまい、「墓地埋葬法」「遺体遺棄罪」などに抵触してしまうことがあります。
また、自治体によっては条例で散骨の禁止地域や禁止海域を設けている場合があります。
これらの場所で散骨を行うと法令に違反するだけでなく、近隣に住む方とのトラブルに発展してしまう場合も多いため注意が必要です。
事前に、法令などの決まりについてしっかりとした知識を身につけた上でご遺骨の処分を行いましょう。
故人や周囲の方の意思を尊重する
ご遺骨は一度処分してしまうと、元の状態に戻すことは非常に難しいです。
そのため、故人が生前、遺骨の処分の仕方に対して希望や考えを持っていた場合は可能な限り尊重しましょう。
また、故人に近しいご家族など、周囲の方の考えも尊重できるような処分の方法ができるように心がけることが好ましいです。
十分に納得していないまま散骨を行うと、後悔してしまうことや後悔した気持ちが原因でトラブルに発展してしまうことが多いです。
「事情によりご遺骨を処分することになったが、全てのご遺骨を処分してしまうのは抵抗がある」という方は全てのご遺骨を処分するのではなく、一部のご遺骨を残すなどの方法も検討されてみてはいかがでしょうか。
散骨などの供養をして後悔することはないだろうかと不安に感じる方は▷散骨をして後悔?よくある理由や事前にできる対策を徹底解説をご覧ください。
檀家でないか確認する
故人やご家族が「檀家」になっていないかを確認するようにしましょう。
檀家とは、お寺を経済的に支援する家系のことで、檀家がいなくなってしまうとお寺は経済的に影響を受けてしまいます。
そのため、檀家の墓じまいは反対される場合が多いです。
また、檀家は何代にもわたって継承される場合もあり、近年では「自分が檀家であることを知らなかった」という方も増えているようです。
特に、遠縁の方が檀家になった場合や数代前の方が檀家になった場合は、檀家であることを自覚しにくく墓じまいの際に初めて知ることもあります。
お互いが納得していないまま墓じまいを行った場合や、勝手に墓じまいを行ってしまった場合はトラブルに発展することがあります。
お世話になったお寺との間でトラブルに発展してしまうことは、墓じまいを行うご家族や周囲の方だけでなく故人やご先祖様にとっても望ましくないことなのではないでしょうか。
墓じまいを行う際には「事前に檀家でないかを確認する」、「檀家であった場合でも強引に墓じまいを行わない」などの点に気をつけましょう。
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墓じまいした骨の処分方法
墓じまいをする際に、お墓だけでなくご遺骨も処分することを検討しているという方もいると思います。
ここでは墓じまいをする際にご遺骨を処分する方法のうち、よく選ばれるものを3つの方法である「散骨」「手元供養」「永代供養」について解説します。
また、業者に依頼せず、個人でご遺骨を処分する際はこちらの記事を参考にしてください。
散骨
ご遺骨の処分で代表的な方法に「散骨」が挙げられます。
散骨とは、ご遺骨を山や海へ撒いて埋葬する供養のことです。
散骨の大きな特徴に墓の管理が必要ないという点が挙げられます。
従来のお墓では、管理や維持を難しく感じることもあったのではないでしょうか。
また、多くのお墓では維持管理費もかかります。
散骨を行えば、これらの悩みを解決することができます。
また、散骨は宗教的な考えに基づいて行われる物ではないため、ご遺骨を撒く場所は自由に決めることができます。
故人の好きだった場所や馴染みの場所で送り出すことができます。
ただし、散骨はどこでもできるわけではなく、「ご遺骨を撒いてはいけない場所」が存在することにも留意が必要です。
ご遺骨を撒いてはいけない場所についてさらに詳しく知りたい方は▷散骨はどこでできる?できない場所や場所を選ぶときの注意点を解説をご覧ください。
手元供養
「手元供養」もご遺骨の処分方法としてよく選ばれます。
手元供養とは、ご遺骨を装飾品や置物に加工して手元で保管する供養のことです。
従来のお墓での納骨に対して「故人と離れ離れになってしまうように感じる」などの悩みを抱いていた方もいたのではないでしょうか。
特に、仕事や学校が忙しく頻繁に間に行くことができないと言った悩みを感じている方もいたと思います。
手元供養であれば、いつでも故人の存在を感じることができます。
仏壇や遺影など、供養に関わるものに対して「厳か」「落ち着いている」といった印象を抱いている方も多いのではないでしょうか。
また、中にはお子様を中心に「こわい」「夜見ることができない」など抵抗を感じる方もいると思います。
手元供養品は、温かみのあるデザインのものも多く、リビングやベッドルームにおいても違和感を感じないものも多くあります。
従来の仏具に対する印象によって抵抗を感じていた方には手元供養を検討されてはいかがでしょうか。
永代供養
墓じまいをしたご遺骨の処分方法として永代供養もよく選ばれます。
永代供養とは、寺院や霊園がご家族や子孫に代わってご遺骨の管理を行う供養の様式です。
従来のお墓に対して維持や管理にハードルを感じていた方もいたと思います。
永代供養は供養のプロに維持・管理を任せることができる点が特徴です。
また、一般的な霊園やお墓は都心や都市部から少し離れた、田園地帯など自然あふれるエリアにあることが多いです。
しかし、永代供養を行う霊園は都市部にあることも多く、これまで「地理的に遠くてなかなかお墓参りに行けなかった」「仕事が忙しくて時間を作ることが難しかった」と言った悩みを感じていた方の悩みを解決することができます。
散骨・手元供養ならブリーズガーデン
墓じまいをしたご遺骨の処分の方法として特に人気の方法は「散骨」「手元供養」です。
供養のハードルを下げることができるだけでなく、費用を安く抑えることができる点も人気の理由です。
ここではそんな「散骨」「手元供養」でおすすめの企業であるブリーズガーデンのサービスについて紹介します。
ブリーズガーデンの手元供養品ではKOBOがおすすめです。
KOBOはガラス製のお墓で、従来のお墓とは異なり温かみに溢れる印象を与えることが特徴です。
著名クリエイターによってデザインされたお墓は、従来のお墓とは一線を画すだけでなくインテリアに馴染むこともできます。
そのため、リビングやベッドルームなど普段の生活圏で供養を行うことができます。
KOBOでの手元供養は従来のお墓に対して「墓石に温もりを感じられず無機質に感じてしまう」などの悩みを持っていた方にはおすすめの方法です。
また、ブリーズガーデンは海洋散骨サービスが得意な企業です。
海洋散骨とはご遺骨を海へ撒く供養のことで、主にクルーザーをチャーターして沖合で散骨を行います。
ブリーズガーデンでは、安全な航海を行うために「不定期航路事業」の届出をしています。
また、自社に粉骨工房を有しており粉骨から供養まで一貫したサポートを行うことができます。
豊富な実績とスキルを生かしてお客様一人一人にあったご提案をさせていただくことができます。
ブリーズガーデンのサービスについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
墓じまいの際のご遺骨の処分方法は後悔をしないようにしっかりと考えよう
ご遺骨は一度処分してしまうと元の状態に戻すことは難しいです。
そのため、納得していない方がいるまま強引に行ってしまうとトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。
ご遺骨の処分の方法は多くの方が納得できるものを検討しましょう。
近年では、供養の様式も多様化しており様々な選択肢が存在します。
多くの方法を検討して、最も納得の行く方法を選ぶことができるように心がけましょう。
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