粉骨に適した時期はいつ?おすすめの季節やタイミングを徹底解説
最近では、新しい供養の形として、「山や海などにご遺骨を撒いて埋葬する散骨」や「ご遺骨をご自宅で供養する手元供養」を選択する人が増えてきています。
そして、その散骨や手元供養を行うためには、「ご遺骨を砕いて粉状にする粉骨」が必要があることが多いため、粉骨を行う人の割合も上がっています。
しかし、粉骨の適切な時期がわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、粉骨に適した時期や季節、タイミングについて詳しくご紹介します。
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目次
粉骨の時期に決まりはない
粉骨の時期に特に決まりはありません。
宗教の観点からも「粉骨はこの時期でなければいけない」という決まりはありませんので、ご自身のタイミングで自由に決めていただけます。
一般的には、納骨のタイミングや散骨の日程が決まってからなど、それぞれの供養に合わせた時期で粉骨することが多いです。
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粉骨に適した時期
ここでは、粉骨に適した時期についてご紹介します。
繰り返しになりますが、粉骨の時期に特に決まりはないため、ここで紹介する時期以外でも全く問題ありません。
粉骨の時期を検討する上で、どういったタイミングがあるのかを理解して、検討する際の参考にしてみてください。
時期①火葬してその日に粉骨する
火葬してすぐに納骨や散骨をする方など、火葬した日に粉骨する方もいらっしゃいます。
火葬した日に粉骨することで、当日は少し時間がかかってしまうかもしれませんが、その後、また別日に粉骨する必要がなくなります。
そのため、そのまま粉骨を自宅供養にしたり散骨したりすることができ、遠方のご遺族が葬儀に参加したりお墓の管理をしたりする負担の軽減にもつながるでしょう。
時期②四十九日を過ぎたタイミング
納骨するタイミングと同様に、四十九日を過ぎたタイミングに合わせて粉骨する方も多いです。
また、四十九日を過ぎるまでは供養方法を特に決めずにご遺骨を自宅に安置しておき、四十九日を1つの区切りとして供養方法を決断し、粉骨する方もいらっしゃいます。
時期③墓じまいをするときに粉骨
遠方にお住まいでお墓の管理が難しい場合や、少しでも故人を身近に感じていたいために墓じまいを選択し、お墓から取り出したご遺骨を散骨や自宅供養・手元供養するために粉骨する方もいらっしゃいます。
お墓から取り出したご遺骨は水分を含んでいる場合も多いため、納骨後の粉骨は丁寧に乾燥した上で行います。
時期④命日や記念日
大切な方が亡くなられてすぐに気持ちの整理がつく方は少ないでしょう。
「気持ちが落ち着いてから納骨をしたい」「時間をかけてしっかり供養方法を検討したい」と考えて、命日や故人の誕生日、結婚記念日などに合わせて納骨・粉骨をする方もいらっしゃいます。
時期⑤納骨のタイミングに合わせる
納骨するまでは自宅でご遺骨を安置し、納骨のタイミングに合わせて粉骨する方も多いです。
納骨前に粉骨することで、埋葬する場所を小さく済ませたり、粉骨の一部をガラス玉のインテリアなどに入れて自宅供養したりすることができるようになります。
納骨の時期も、粉骨の時期と同様に特に決まりはありませんので、四十九日や一周忌のタイミング、ご自身の気持ちの整理がついてからなど、ご自由に選択していただいて問題ありません。
時期⑥散骨のタイミングに合わせる
散骨するにはきちんと粉骨する必要があるため、散骨のタイミングに合わせて粉骨を決断する方もいらっしゃいます。
散骨はやり直すことができませんので、ご遺族が納得のいくまで検討し、故人を自然に還してあげようと思える時期になってから散骨・粉骨をするのがいいでしょう。
また、納骨後のご遺骨も、散骨・粉骨をすることが可能です。
ご家庭の都合でお墓の維持管理が難しくなったり、やはり散骨にしたいと考えたりした場合は、散骨・粉骨を扱う葬儀業者などに相談してみてはいかがでしょうか。
時期⑦家族が集まれる日
ご家族が遠方にお住まいの方などは、大型連休などの家族が集まれる日に合わせて粉骨を行う場合もあります。
大切な方が亡くなられてからすぐは何かと忙しく、気持ちの整理をつける時間もないかもしれません。
粉骨の時期に特に決まりがないからこそ、ご家族が全員集まれる日程を調整し、ゆっくり故人に思いを馳せる機会を設けてみるのもいいでしょう。
粉骨に適した季節
自分で粉骨を行う場合は梅雨の時期や雨の日は避ける
粉骨したご遺骨は水分を含みやすく、そのままにしておくとカビが生えてしまう可能性もあります。
もしもご自身で粉骨を行う場合は、梅雨の時期や雨の日は避けるようにしましょう。
ただし、ご遺骨を粉砕することに対する精神的な負担や、道具を揃えたり粉骨の保管をしたりする手間などを考えると、ご自身で粉骨を行うのは難しいかもしれません。
そういった場合には専門の業者への依頼も検討してみましょう。
海洋散骨を行う場合は春と秋がおすすめ
海洋散骨は、故人の方が穏やかに自然に還れるよう、ご遺族の方が安全に散骨できるよう、波や風が穏やかで、気候のいい日に行うのがいいでしょう。
そのため、海洋散骨を行う場合は、比較的天候も海が穏やかな春と秋がおすすめです。
また、遠方のご家族が集まりやすい大型連休などは予約も埋まりやすいため、早めに予約を取るようにしましょう。
粉骨に適切な時期を選んで故人を想う供養をしよう
粉骨の時期は特に決まっておらず、ご遺族の方の都合や気持ち、供養方法などによって自由にお選びいただけます。
すぐに供養方法を決める必要もなく、まずは自宅でご遺骨を安置し、四十九日や一周忌などのタイミング、気持ちの区切りがついてからなどでも全く問題ありません。
焦らず、自分に合った供養方法で、故人を想う供養を行いましょう。
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