後継ぎのいない墓には永代供養が向いている?種類や特徴を解説
後継ぎのいないお墓の供養の方法に悩まれる方が増えています。
従来「お墓は代々継ぐもの」という印象を持たれることが多いため、後継ぎのないお墓についてどのような行動を取れば良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
後継ぎのないお墓には永代供養を行うことがおすすめです。
永代供養は、近年注目されることの増えた供養で、従来のお墓にはない特徴が多く存在します。
この記事では、そんな後継ぎのいない墓に永代供養がおすすめな理由や、永代供養の種類や方法からそれぞれの特徴について詳しく解説します。
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目次
後継ぎのいなくなったお墓はどうなる?
相続する人のいないお墓は「無縁墳墓」または「無縁仏」と呼ばれます。
使用料や維持管理費を支払う必要がありますが、これらの料金の滞納が続くとお墓は撤去されてしまいます。
お墓は一度撤去されてしまうと元の形に戻すことが難しい場合が多いです。
撤去されたお墓は管理者によってご遺骨を供養されることがあります。
ご遺骨が散骨や合祀などの供養が行われた場合は特に難しくなってしまいます。
そのため、お墓を撤去されないように事前に対策を行いましょう。
お墓の撤去を防ぐためには「料金を数十年分まとめて事前に払う」「終活などの生前整理で継承者を決めておく」などの工夫を行いましょう。
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お墓の撤去を防ぐためにできること
お墓の撤去を防ぐためには、最後の継承者が事前に対策を行うことが効果的です。
もしも、最後の継承者が亡くなるとお墓の後継ぎが不在になると予測できる場合は、生前整理を行いましょう。
ここではお墓の撤去を防ぐためにできる生前整理の例を2つご紹介します。
友人や知人まで広げて後継ぎになってもらえないか考える
お墓の相続はトラブルの原因になってしまうこともあるため、出来る限り周囲の方が後継ぎを行うようにしましょう。
また、意外と知られていないことですが、実は法律上は家族や親族が納得すれば例え血縁関係のない方であってもお墓を継承することが可能です。
民法第897条の中では、「故人がお墓の継承者を指定しておらず、一家や地域の慣習に照らし合わせても後継が見つからない場合は、友人や知人などの血縁関係にない方でも家庭裁判所で手続きを行えばお墓の相続ができる」とされています。
ただし、親族以外の相続は法律上は可能であってもお墓によっては墓地使用権の継承に「使用者の3親等まで」「使用者の親族であること」などの決まりを設けている場合もあり、継承できない場合もあることに注意が必要です。
墓じまいをする
知人や友人を探しても、後継ぎが見つからない場合は墓じまいを行うことをおすすめします。
墓じまいとはお墓を片付け、使用権を墓地に返還することです。
後継ぎのいないお墓は放置すると強制的に撤去されてしまうため、事前に周囲の方で供養を行いましょう。
また、日本の多くのお墓は仏式や神式であり、不本意ながら独自の慣習や決まりに従わざるを得なかったという経験をした方もいると思います。
墓じまいは宗教上の考えに基づいて行うものではないため、宗教観やしきたりに縛られずに故人やご先祖様を供養することができます。
これらの点からお墓の後継ぎが見つからない場合には墓じまいがおすすめです。
お墓には代々受け継ぐものという印象を持っている方も多く、経験や知識がないことから墓じまいに不安を感じる方もいると思います。
そんな墓じまいですが、実は供養やお墓の手続きに疎いと感じる方でも簡単に行うことができます。
こちらの記事では墓じまいの方法や手続きについて順番に詳しく解説しています。
手続きについて詳しく知りたい方は▷墓じまいの手続き|実は簡単?方法やよくある疑問も解説をご覧ください。
後継ぎのいないお墓の永代供養
後継ぎのいないお墓を墓じまいをする場合には、永代供養がおすすめです。
永代供養とは寺院や霊園の職員が親族や家族に代わって供養を行うお墓の様式です。
後継ぎがいないことが原因で墓じまいをする場合、お墓の維持管理は難しいことが大半です。
そのため、新たなお墓を作っても再び後継ぎ悩む可能性が高いでしょう。
そこで、
ここでは、そんな永代供養について解説します。
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永代供養の種類
永代供養と一口に言ってもいくつかの種類が存在します。
ここでは代表的な手元供養とその方法や特徴について詳しく解説します。
近年、注目されることの増えた永代供養ですが、あまり馴染みがないという方も多いと思います。
知識や理解を深めて自分に合った永代供養の方法を見つけられるように心がけましょう。
樹木葬
樹木葬とは、従来のお墓のように故人のご遺骨を埋葬した後に墓石の代わりに樹木を植える供養のことです。
「一代限りのお墓にしたい」「自然豊かな場所で送り出したい」「できるだけ費用を抑えたい」といった望みを同時に叶えやすいことから、この数年で注目される機会が一気に増えた供養です。
従来のお墓との最も大きな違いは後継ぎのいらないお墓であるという点です。
樹木葬は埋葬したご遺骨の上に樹木を植えるため、従来のお墓のように一度埋葬したお墓を開けてご遺骨を納めるといったことはできません。
樹木葬は「山や森の中で供養する」という点が共通することから山林散骨と混同されやすい供養です。
樹木葬と山林散骨の最も大きな違いは手を合わせることができるかどうかという点にあります。
供養を行った後に故人と触れ合うことができないと悔やんでしまう方も多いため、しっかりと理解してからそれぞれの供養を選択するようにしましょう。
樹木葬と散骨の違いについてさらに詳しく知りたい方は▷散骨と樹木葬は何が違う?特徴、メリット・デメリットを徹底解説をご覧ください。
樹木葬は多くの方の願いを叶えることができる点が特徴的な供養であり、目的や悩みに応じていくつかのかたちが存在します。
ここでは樹木葬の代表的な形態をふたつ紹介します。
里山型樹木葬
里山型樹木葬とは、お寺や霊園の所有・管理する里山でご遺骨を埋葬する樹木葬のことです。
里山型樹木葬の最も大きな特徴は「自然と一体化した供養ができる」という点です。
喧騒から離れて、自然と主に穏やかに眠りたいという方にはぴったりの供養と言えるでしょう。
また、多くの里山型樹木葬では自然をそのまま残しており、土地開発などのために山を切り崩すことなく供養できるという点も特徴です。
そのため、環境保全に貢献したいという方にも魅力的な供養です。
ただし、里山型樹木葬は自然豊かな場所で供養するため、人里から離れたところや交通の便の悪いところにあることが多く、気軽にお参りに行くことが難しいという点には注意が必要です。
都市型樹木葬
都市型樹木葬は、特定のシンボルツリーや花壇を中心として集合して埋葬される供養です。
ご遺骨をそのまま埋葬する形態よりも骨壷に納めた状態でモニュメントなどと共に供養されることが多く、お墓というよりも庭園のような印象を受けることが特徴的な供養です。
また、里山型樹木葬と比べてアクセスのしやすい場所にあることも多く、樹木葬の中でも比較的お参りのしやすい供養と言えるでしょう。
これらの点から都市型の樹木葬は「手入れのされた自然の中で眠ってほしい」という願いを叶えることのできる供養と言えます。
反面、共有して使用するお墓であることから「不特定多数の人が立ち入る」「個人の要望だけを実現することが難しい」という点には注意が必要です。
納骨堂
納骨堂とは、従来のお墓のように埋葬せず骨壷のまま納める供養のことです。
個人や夫婦、家族などの規模で納めるスペースを設けていることが多いです。
また、納骨堂の特徴に「ご遺骨を適切な方法で管理してもらえる」という点が挙げられます。
火葬後のご遺骨は適切な温度管理や湿度管理ができていないとカビや傷みが生じてしまうことがあります。
納骨堂では後述する出自からも、ご遺骨の適切な管理が可能な場合が多いです。
お墓を建てる費用や手入れを行う必要がなく、お墓を建てる費用や後継ぎがいないといった悩みを解決できることから注目される機会が増えてきました。
実は納骨堂という存在は以前からありましたが、従来の納骨堂の目的は「お墓が立つまでの一定期間、預かっていただくこと」でした。
ここ数年では納骨堂を「供養を行うためのお墓」として使うケースが増えてきました。
ただし、納骨堂の人気が高まっている一方で納骨堂不足も深刻化しており「33回忌まで」「20年間」など安置期間を決めている納骨堂も存在します。
納骨堂には故人やその周りの方の希望に応じて多様な形態が存在します。
ここでは納骨堂の種類や特徴について解説します。
ロッカー型納骨堂
ロッカー型納骨堂は、箱型のスペースに納めることのできる納骨堂です。
「ロッカー」と聞くと、コインロッカーやロッカールームにあるような無機質なものを想像して抵抗を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
ただし、ロッカー型納骨堂の納骨ロッカーはそんなイメージを覆すような、華やかなものや小さな仏壇のようなものもあります。
中にはお墓には見えない、木製の温かみ溢れるロッカー型納骨堂もあるそうです。
このように、従来のお墓とは一線を画す特徴を持つロッカー型納骨堂ですが、個別の仕切りがあるわけではないため、納骨や供養の際に他の利用者と居合わせることもありえるという点には注意が必要です。
仏壇型納骨堂
仏壇型納骨堂は、仏壇に骨壷を納める様式の納骨堂です。
仏壇は家庭に置かれるというイメージを持っている方も多いと思いますが、中にはさまざまな事情で仏壇を置くことができないという方もいるでしょう。
仏壇型の納骨堂はご遺骨を仏壇で安置することができます。
華やかなものといっても、すべて同じデザインであるロッカー型の納骨堂にどことなく味気なさのようなものを感じるという方もいるのではないでしょうか。
仏壇型納骨堂の中には要望に応じて装飾や刻印などのこだわりを実現することができるものもあります。
また、仏壇型納骨堂の中にはご遺骨が自動で搬送されてくるものなどもあり、新たなお墓の在り方を体現しているお墓であると言えるでしょう。
合祀墓
合祀墓とは、他の方のご遺骨と一緒に共有のお墓へ埋葬する供養のことです。
従来のようにお墓を建てる費用や維持の費用がないため、使用料を抑えることができます。
特に、市や区などの自治体によって運営される公営のものであれば比較的少ない費用で供養を行うことも可能です。
ただし、合祀墓は骨壷などを用いずに供養を行うため、一度納骨を行うと再度取り出すことができないという大きな特徴がある点に注意が必要です。
納骨堂や骨壷に納める様式の樹木葬は再度別の供養を行うことが可能ですが、合祀墓ではできないという点は絶対に理解した上で行うようにしましょう。
後継ぎのない墓には永代供養が向いている!自分に合った様式を見つけよう
後継ぎのないお墓は供養や費用に困ることも多いと思います。
永代供養を行うことで供養のプロに任せることができ、こうした悩みを解決することができるようになります。
また、永代供養にはさまざまな種類があるため、自分に合った供養の様式を選べるようにしましょう。
KOBOLaboでは永代供養以外にも「散骨」「手元供養」など近年注目されているさまざまな供養の方法についてわかりやすく解説しています。
永代供養だけでなく「散骨」や「手元供養」などの供養についても気になった方は▷KOBOLaboをご覧ください。
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