仏壇に供えてはいけない果物とは?その種類と理由を解説

多くの人が仏壇に果物を供えたことがあると思います。

では、仏壇に供えることのできない果物があることを知っていますか?

実はお供え物として定番の果物でもその種類によっては不適切なものになってしまうものがあります。

この記事では仏壇に供えることのできない果物について、またお供え物としてふさわしいものとそうでないものについて解説します。

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仏壇に供えてはいけない果物に当てはまる3つの特徴

定番のお供え物の1つに果物があります。

しかし、その果物の種類によっては仏壇に供えてはいけないものがあります。

もしかしたら、今まで知らずにお供え物として供えていたものがあるかもしれません。

以下に記載する3つに当てはまる果物は手土産としては良くても、仏壇に供えるものとしてはふさわしくないものです。

日持ちしないもの

まず1つ目として、日持ちのしないものを供えることは良くありません。

例としてはいちごやラズベリー、ブルーベリーなどのベリー系やバナナや梨などが挙げられます。

これらは常温で保存することが難しく、すぐ食べるためのものであれば問題ないのですが、お供え物としては向いていません。

また、短期間で傷んでしまう果物だと、その果物が傷んだ際の匂いが死臭を連想させます。

また、強い匂いは悪霊を呼びつけるとされることや、故人やご先祖様がゆっくり味わうことができないことからお供え物として向いているとは言えないでしょう。

しかし、故人が生前好きだった果物が日持ちの良くないものであった場合もお供えしてはいけないわけではありません。

その場合、果物が傷む前に下げるというのも1つの手です。

一般的に、朝にお供えしたものは午後には下げてよいとされています。

そのため日持ちが悪いからと言って、必ずしも故人の好きな食べ物を供えることを諦めなければいけないわけではないのです。

においの強いもの

2つ目としては、においの強い果物は避けることです。

例としてドリアンやマンゴーが挙げられます。

強い匂いは果物が傷んだ際と同様に死臭を連想させます。

また、故人は食べものを香りで味わうという言い伝えがあるため、故人がその食べ物を味わうときに強い刺激を与えて驚かせないためにも、匂いの強くない果物を選ぶように心がけましょう。

汁や湿気が出やすいもの

3つ目としては、汁や湿気が出やすいものに気を付けることです。

例として果汁が出やすいスイカやメロンなどは切った状態で長時間供えておくと、虫が湧いてしまう可能性があります。

また、水分量の多い果実はその分湿気が出やすいため、長期間供えておくには適していません。

そのためどうしてもお供え物として出したい場合は短時間だけ供えるのも良いでしょう。

曹洞宗のお盆では桃は良くない

お供え物の果物としては基本的に丸い形の物が良いとされています。

円と縁をかけており、縁起が良いとされるからです。

そのためリンゴや梨、桃、みかんやブドウはお供え物として多くの家庭の仏壇に供えられています。

しかし、曹洞宗のお盆では桃はタブーとされており供えることができません。

曹洞宗では、桃は天界のものであり、尊い食べ物という考えがなされています。

桃をお供えすることで、 亡者(成仏できずに迷っている者)や、 餓鬼(飢えと渇きに苦しむ餓鬼道におちた亡者)から守ることができるという言い伝えがあります。

そのため、お盆に桃をお供えしてしまうと、せっかくお盆で還ってきた個人の魂を避けてしまうことになるのです。

このようなことから曹洞宗では、お盆の時期には桃をお供え物にすることはできないのです。

このように一見お供え物として良さそうに感じるものであっても、その果物の特性や宗派での言い伝えによってふさわしくないとされることがあります。

私たちが普段食べるために選ぶ果物とは違い、仏壇へ供えるための果物には多くの決まりごとや注意しなければならない点が存在するのです。

故人を想い選んだ果物が故人に対しても、そのご家族にとっても失礼のない様に心がけることが大切です。

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仏壇に供えてはいけないもの

仏壇には果物以外にも様々なものをお供え物として供えます。

しかし、その中でも仏壇には供えることができないものが多くあります。

ここからはお供え物としては相応しくないものをご紹介していきます。

五辛

五辛(ごしん)とは5つの辛い野菜(にんにく・ねぎ・玉ねぎ・にら・らっきょう)のことを指します。

宗派によっては山椒や生姜(はじかみ)が含まれる場合もあります。

これらが供えてはいけないとされる理由として仏教では、強いにおいものは好まれず、またこれらの植物は情欲や怒りを増幅させる作用があるとされているからです。

精神を乱す原因になるものは修行の妨げになることから仏教の世界では好まれないのです。

なまぐさもの

なまぐさものとされる肉や魚もお供え物としてふさわしくありません。

現代の私達の生活では、生き物である肉や魚を食べることに対して違和感は感じません。

しかし仏教の考えでは殺生はしてはいけないとされており、仏様の前では命あるものは全て平等な存在なのです。

そのため命のある肉や魚を食べるために殺す行為はタブーとされ、供えることは好ましくないのです。

日持ちしないもの

日持ちしないものも供えるものとしては好ましくありません。

日持ちしないものを供えてしまうと、故人がゆっくりと味わうことができなかったり、味わう前に傷んでしまう可能性があるからです。

もし故人が生前好きな食べ物で、供えたい食べ物が日持ちの良くないものであった場合、朝にお供え物として出し、午後になったら下げていただくこともできます。

この場合は絶対に仏壇に供えてはいけないわけではないので各家庭で相談して決めましょう。

いずれにせよ食べ物を供える場合は傷んでしまう前に下げてしまうことが大切です。

常温で溶けてしまうもの

常温で溶けてしまうアイスクリームやチョコレートなども相応しくありません。

時間がたつと溶けてしまい、仏壇やその周囲の物を汚してしまう可能性があるからです。

冬場であれば短時間なら供えることができる可能性もありますが、基本的に周囲を汚すリスクのあるものは供えないようにしましょう。

また、自宅の仏壇に供える分にはまだ対処が可能ですが、親族ではない故人に挨拶をしに行く際にはそのご家庭のご迷惑となる可能性があるため、極力形が変形してしまうものは避けましょう。

においが強いもの

においが強い食べものもお供え物ではやめましょう。

先ほども出てきた通り、強いにおいのものは仏教の世界では修行の邪魔となってしまうからです。

調理されたものでどうしても供えたい場合は、封をして密閉した状態で周りににおいが出ないようにして供えましょう。

棘や毒があるもの

棘や毒があるものも相応しくありません。

特に花でいうと彼岸花やスズラン、バラが挙げられます。

棘があるものは傷つくことや流血を連想させることや、毒は死を彷彿とさせるからです。

しかしこの中でもバラは生前に好きだった方も多く、仏壇に供えたい方も多いと思います。

その場合はバラについている棘を取り除けば良いでしょう。

生花店で事情を話すとその場で取り除いてもらうことができます。

しかし、故人が親族ではない場合はせっかくのお供え物が原因でトラブルが起こらないために、ご家族の方にお話を通してから供えた方が良いでしょう。

このように、お供え物として適していないとされるものは多くあります。

ほとんどがなるべく備えることを避けた方が良いですが、どうしても故人へ供えたい場合は、親族またはその故人のご家族としっかり相談をしたうえで判断しましょう。

仏壇へのお供え物として五供がふさわしい

仏壇へのお供え物として五供(ごくう)が良いとされています。

以下に五供の詳しい解説をします。

  • 線香のことです。

    線香をあげることで故人と心を通わす空間を作ります。

  • お墓や仏壇に供える墓花または仏花のことです。

    花を供えることで故人を彩り、極楽浄土を表すとされています。

  • 蝋燭
  • ロウソクのことです。

    ロウソクに火を灯すことによってその空間を浄化し、あの世とこの世を繋ぐことができます。

  • 浄水
  • 水やお茶のことです。

    なお、この時の水は浄水でも水道水でも構いません。

  • 飲食
  • ご飯のことです。

    私たちが普段食べているご飯や果物などが良いです。

これらはお供え物として最適であり、故人との生前の関係性に関わらず何を供えるべきか迷った場合はこの中から選ぶと良いでしょう。

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何がいいか迷ったときのおすすめお供え物3選

ここからはお供え物として何を用意するか迷った際におすすめのものをご紹介します。

日持ちするお菓子

日持ちするお菓子はお供え物として最適です。

お菓子の中でも特にクッキーやせんべいなどの焼き菓子がおすすめです。

また、親族ではない故人へお菓子を供えたい場合は、故人のご家族がお菓子を好まなかった場合に困らせないために確認をとってから供えましょう。

果物

果物もお供え物の定番です。

果物はスーパーやデパートなど多くの店で手に入れることはできますが、家にお供えする物なら近隣のスーパーで揃えたもので良いでしょう。

しかし、目上の方や職場の上司の弔事の場合はデパートや専門の青果店などで用意することをおすすめします。

また、日持ちが気になる時は果物が入ったゼリーを供えると良いでしょう。

フラワーアレンジメント

また最近ではフラワーアレンジメントをお供え物で供える人も増えています。

お供え花として専用のフラワーアレンジメントをしてくれる生花店もあるため、故人が生前花が好きであったり、の仏壇を華やかにしたい場合はおすすめです。

このように仏壇へのお供え物は日持ちのするものや、供えることで仏壇が華やかに彩られるものを選ぶと良いでしょう。

仏壇にお供え物をするときの注意点

仏壇へ何かを供える際に注意しなければいけないことがいくつかあります。

ここからはその理由とともに注意点をご紹介します。

金額相場にあったものを選ぶ

お供え物の金額の相場は3000円から5000円とされていますが、故人が親族の場合は高くなる可能性があります。

もちろん親族でなくとも故人の生前との関係性によってこの金額の相場は変動します。

しかし、親族でない故人に供える際は高額すぎるものはご家族に気を遣わせないようになるべく避けるようにしましょう。

ご遺族の迷惑にならないものを選ぶ

親族でない故人に供える際は、ご家族が食べることのできない食べ物や、サイズが大きすぎるものは控えましょう。

せっかく故人を想って選んだものであっても、そのご家族に気を遣わせてしまったり、迷惑がかかる様な場合はお供え物としてふさわしくないのです。

配置や向きに気をつける

お供え物を供える際は、その配置や向きに気を付けましょう。

仏壇に何かを供えるとき、多くの人は仏様の向きに配置することが良いと感じると思います。

しかし、実は正しいお供え物の配置は仏様ではなく私たちに向かって正面なのです。

この理由としては、仏教では私たち人間が仏様に良い行いをすると仏様は慈悲によってその行いを返してくれると言われています。

私たちが仏壇に供えることは仏様にとって良い行いです。

しかし仏様は仏壇のお供え物を私たちに返す際、自分で向きを変えることが出来ません。

そのため、はじめから私たちの方向を正面として供えることが良いのです。

食べ物は半紙に置く

食べ物を供える場合は、半紙を置くようにしましょう。

そのままで置いてしまうと、お供え物を置く台が汚れてしまう可能性があります。

そのため、食べ物を供える際は台に直接置かずに必ず半紙を下に敷いてから置くようにしましょう。

このように仏壇にお供え物を供える際は多くの注意すべき点があります。

故人へ何かを供える際に大切なのはその故人を想う気持ちです。

その想いを故人により伝えるためにも、しっかりと正しい作法を身に着けて仏壇に供えることができるようになりましょう。

まとめ

今回は仏壇に供えてはいけない果物とその理由、またお供え物としてふさわしいものやそうでないもの、供えるときの注意点などを解説しました。

仏壇に供える果物について意外と知らなかったという方が多いと思います。

お墓とはまた違う、毎日故人と心を通わすことのできる仏壇へのお供え物は一回一回がそれぞれ重要なものなのです。

自分の家の物だけでなく、他のご家庭の仏壇に挨拶をする際はしっかりと故人のご家庭も思いやる心を持ちましょう。

お供え物は仏壇への挨拶にとって欠かせない存在です。

この記事を読んで故人の仏壇にふさわしいお供え物を正しい作法で供えることができるようになりましょう。

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